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慶祝スレッド「魔法内親王伝もなこ」第三幕

1 :名無し草:02/08/23 23:00
盛夏の水面に萌え花繚乱〜戦いに生き、萌えに生き〜

夏です!夏といえば!プール!プールといえば!そう、水着です!!
当然もなこ殿下たちもプールへ向かいます。夏がそうさせるのです。
眩しい肌!弾ける肢体!若さの躍動!これぞまさしく健康美!
魔法内親王伝もなこ、第3幕はここ水の楽園・ウォーターランドから開始です!

前々スレ「慶祝スレッド 〜魔法内親王伝萌宮モナコ 胎動編」
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1014568443/l50
前スレ「慶祝スレッド「魔法内親王伝もなこ」第二幕」
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1021479230/l50

皇式祭都はこちらにあるです。
http://isweb37.infoseek.co.jp/play/type69/
「慶祝スレッド総合掲示板」
http://jbbs.shitaraba.com/sports/1776/keishuku.html

あと、覚えておいて欲しいるーるみたいなもの。
 ・このスレはsage推奨です。
  別にそうでなきゃいけない訳じゃないけど、今までのクセで(爆)
 ・話が独り善がりに成らない事。
 ・他の参加者の方に迷惑を掛けない事。
 ・キャラクターのOver'sを推測で書き込まない事。

皇女殿下からみんなへのおねがいです。
「あの、みんななかよく、なのです。」

2 :宇月亜美:02/08/23 23:08
2getです。

はい、みんなこっちに集合してくれたかな?
じゃあ、引き続きみんなで楽しく遊びましょうね。

3 :偽装名無し草:02/08/23 23:08
2げっと。
スレ立てご苦労様です。。

4 :偽装名無し草:02/08/23 23:09
あう(笑)

5 :萌浜ともえ@かおりんもーど:02/08/23 23:36

         ∋oノハヽo∈ 
      =  ( ^▽^)  <新スレおめでとうございまーす♪
   =      ( つ=[ \     / ̄ ̄ ̄ ̄\
     = 、、 ヽ__)/ \ >=煤@   ⊃^▽^)モキュー♪
〜〜〜〜〜〜〜「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 


スレ立ておつかれさまですっ!

6 :あらまし:02/08/24 02:41
始まりは極真っ当な、皇太子妃まさこ様のご懐妊による祝賀スレッドでありました。
ですが、何故かお生まれに成ったのは可愛らしいネコ耳と尻尾を持った魔法少女−萌宮もなこ様だったのです。
これは魔法内親王もなこ殿下を筆頭とした皇女を中心に繰り広げられる萌莫迦達の物語であります。
あなたは殿下に萌えるもよし、菊水のエージェントとなって皇統の盾となるもよし、軍人となって戦いの野に出るもよし、
あるいは殿下の御学友として楽しい学校生活を送るもよし。参加者一同あなたの参入を心からお待ちしております。

7 :彼女はたぶん天使か迷子:02/08/24 12:48
深夜。
菊水防疫給水部‘特務'研究所、第4ラボラトリ。
複合素体工学研究部門、通称「4研」。
その一室。
導線と細管の森の中で美女が眠る。
「……やっぱり、このままだとここ(4研)の予算削減は時間の問題みたい……」
「そうでしょうね。そのぶんは結果の出てる13研(Zeller)に廻されるでしょう」
「へっ。小娘一人の気紛れのおかげで、部署ごとパァかよ」
「その小娘の為の部署よ」
「ちょっと待って下さい、部署ごと……って? 
 最悪でもMM(ダブルエム)プロジェクトだけは、こっちでも続けれるんじゃないんですか?」
「Zellerも含めて、猫耳タイプはダブルエムには不適合なの。この子が起きない限り無理」
「高望みだったってこった」
「二兎を追うもの……かしら」
「ああ、そもそもVC(Vampire-Cell)を安定させようってプランからして馬鹿げてたんだ」
「でも実際一度は自律起動してます!」
「それが気紛れなんだよ! 起きるか寝てるかはっきりしてほしいもんだな」
「……非生産的な会話ね。過去はどうあれ、打開策を考える方が先じゃない?」
「起きねえのは精神パタンが問題だってんなら、
 人間の脳ミソ丸ごとシグナルに変換してぶち込んじまえよ」
「無茶言わないで」
「精神の波長のブレを一定のベクトルに収束させればどうでしょうか?」
「今までさんざんやってきたじゃねえか」
「そうじゃなくて……医学的工学的に無理だったら、まあ、一種の洗脳、で安定させてしまう……」
「性格の設定、ね。見方を変えれば、Zellerはそれで成功しているわ。
 精神に手を加えないということは、イコール猫耳本来が持つ気性を軸にしているとも言えるから」
「こっちは何を軸にすんだ? まさかもなこタンハァハァ……(;´Д`)で統一するわけにもいかねえ」
「やっぱり、正義感とか……いや、使命感……?」
「……」
「……」
「……」
「両方ね」
「“忠誠心”、ってヤツか」
「皇室の楯、殿下の剣……文字通り……菊水、最強の、兵器、……」

「やってみましょう」

8 :菊水的休日:02/08/24 15:24
『逝きのいいギコ売ります』と張り紙のされたペットショップにて。
菊水隊員(ランク名無し)狩谷 長介は、和んだ顔でケースを覗き込んでいた。
ケースの中には猫の赤ちゃんが四匹、お腹を出して並んで寝ている。
「なー、なー」
狩谷は子猫のお腹をそっと撫でる。子猫は前足で狩谷の手に抱きつくと、
まだ歯の生えていない口で人差し指を咥えた。

ほわ〜ん。

「ああ、可愛いなあ…」
「──へえ、そんなシュミがあったんだ」
振り向くと、白い夏帽子を被った少女が、悪意半分の微笑を浮かべて狩谷を見下ろしていた。
視線が合うと少女は何気なく顔を逸らし、指で髪を掻き揚げる。
「フン、久し振りね」
「……誰だっけ?」
耳も尻尾も隠しているが、猫耳兵士だという事は判った。だが狩谷は、もなこ様と御対面してしまった
ショックで、猫耳識別能力を筆頭に色々と不調になっていた。要するに、腑抜けていた。
「くっ」
少女は不快そうに口元を歪める。
「ロリベドで腹フェチだなんて、このド変態!」
言い捨て少女は身を翻す。黒髪の先端と白いワンピースの裾が、同時に曲線を描いた。
少女が立ち去って暫くして、ようやく狩谷は呟く。
「……いや、だって猫だし……」
「なー」

9 :菊水的休日:02/08/24 15:26
菊水隊員(ランク名無し)紫村ケンジは、私用でとあるビルを訪れた。
『猛虎応援団本部』と看板を掲げたビルの入り口には、黒服でサングラスという、
カタギの人は決して近付かない身なりと風貌をした男達が立っている。
傍らには『関西○×会傘下△○組』の看板が二つにへし折られ、無造作に捨てられていたりする。
「ちわっす」
「合言葉は?」
「阪神優勝」
「通れ」

紫村が呼び出された部屋には、縦縞のハッピを着た女盛りが独りいて、一升瓶片手に大虎と化していた。
美女で野獣というやつだ。そういえば昨日の阪神×巨人戦は……タイミングを外したかと思いつつ、
紫村は伝説の某応援団長に呼びかける。
「姐さん、ご無沙汰してまっす」
「姐さんゆうな…ヒック…こっちきい。例のモノ、持ってきたんか?」
「はい。これが宮様御近影です」
紫村は菊水のデータベースからプリントアウトした、数枚の写真を差し出した。
「……(閲覧中)……ふーん。元気そうやないか、もなか」
「もなこ、ですよ姐さん」
「もなかは…ヒック…もなかだ………姐さんゆうな!」
繰り出された裏拳を、紫村はひょいと避ける。
「む、生意気な」
「はは、呑みすぎですよ」
酒が入っている事もあるだろうが、同僚の所為でツッコミには慣れている。
姐さんは据わった目付きで、紫村を品定めする。
「アンタ、エエ面構えになったな。どうした?」
紫村は苦笑するしかない。思い当たる事が無くもないが。
「……ちょっと味見したろか?」

10 :菊水的休日:02/08/24 15:27
菊水隊員(ランク名無し)後藤 緑は独り、馴染みの酒場で呑んでいる。今日は例の酒を試しに来た。
そろそろ熟成している頃だろう。客が他に誰もいないことを確認し、マスターに注文する。
「マスター、アヒャ酒を水割りで」
念の為に水割りにした。マスターは無言で水割りを作り、差し出す。
「さて、これは冒険だな」
甘酒のような白く濁った液体を、後藤は一気に流し込んだ。
「……」
タン! と重力に任せるような勢いで、グラスをカウンターに置く。グラスの中の氷が激しく回転する。
俯いたままの後藤。
「……コウ センパイト、ムジントウ デ サバイバル。ソシテ……」
はっ、と正気に戻る。一瞬記憶が途切れていた。マスターに問いかけても、首を振るだけ。
ただ何とも言えない微妙な味だけが舌に残っている。
「……まあ、悪くは無い」

11 :わかばのお使い:02/08/24 17:10
軽快なエンジン音を響かせながら、横須賀港内を内火艇が進んでいきます。内火艇には(いせ01)と書いてあります。
「休暇だというのにすまないな、いっこ2水。」
私に声を掛けたのはいせ艦長の安達あいこ大佐です。
〜数時間前〜
「おお!そこにいたか、いっこ!さがしたぞい!」
分隊長です。いったいどうしたのでしょう。さっきシャワーを浴びて、これから上陸という時に。
とても嫌な予感です。
「実はなぁ…艦長の従兵が風邪で寝込んでしまってなあ。だれか代わりの者を出さなければならなくなったのじゃ。
頼めるかのう?」
多分、いやだと言っても無駄でしょう。即座にあきらめ、返事をしました。
「はい、頼まれます。」
「そうか、悪いのぅ。じゃあ、艦長室へ行ってくれ。くれぐれも粗相の無いようにたのむぞい。」
〜回想終わり〜
「第2護衛隊群司令部がひりゅうに乗ってるんですよね。」
「ああ、そうだな。今日は第2護衛隊群司令とひりゅうの艦長に挨拶に行く。正直な話、行きたくないのだがな。」
苦い笑いを浮かべながらあいこ大佐は続けます。
「…少し下らない話になるが、聞いてくれるか?」
むう〜。いやだと言っても勝手に話しそうです。おとなしく聞くことにしました。
「はい、艦長。」

12 :あいこ大佐の愚痴:02/08/24 17:11
 陸海空軍の争いが国を滅ぼすと言われて久しいが、我が海軍内部でも実は内紛が絶えないのだ。
原因は艦艇乗組員の充足率の低下にある。このまま推移すればやがて艦艇の運用に支障をきたし、海軍崩壊の
恐れすらあるのだ。そこで、女性兵士の積極的な艦艇乗組、新隊員の艦艇への優先的な配属などの対策をとっ
てきたがそれでも追いつかない。穴をいかに埋めるか、そこで派閥の分裂が起こってしまったというわけだ。
 今の最大勢力は元帥率いる建艦派。主に佐世保、呉、舞鶴に支持者が多い。この建艦派の考えはさらに
省人化、システム化を進めた艦艇を建造し、現在の戦力を維持したまま必要な人数を減らしていこう、まあ、
元帥は更に飛躍して最終的には無人化するという考えらしいが、そういう派閥だ。
 もう一つは少将率いる人外派。兵隊が足りないなら作ってしまえというこれまた短絡的な発想だ。実は君らが
海軍で臨時勤務しているのはこの派閥の働きによるところが大きい。実際に運用されている人造人間を見て、
参考にしようということらしい。
 どちらにも共通していることは「教授」と呼ばれる人物の協力を求めていること、急進派で荒っぽい、この
2つだな。私はどちらの閥も嫌いだ。そうやって閥でいがみ合っている内に海上輸送路は海賊に蝕まれ、挙句の
果てに大R帝国の艦載機まで皇国の空を遊弋させる有様だ。まったく呆れたものだ。

13 :内火艇(いせ01):02/08/24 17:13
「まあ、私がここで愚痴を言ったとして、海軍が変わるわけでもないのだがな。悪かったな、いっこ2水。
下らない話を聞かせてしまって。」
「いいえ、ちょっと勉強になりました。」
教授の名前をここで聞くとは思いませんでした。それで、艦長のぐちをひととおり聞き終わると、ひりゅうが見えてきました。
「え?あれは…結界?。」
「結界だと?どういうことだ、いっこ2水。」
「ひりゅうには魔術がかけられています…あの結界は魔を遮る結界じゃないです。むしろ魔を呼ぶものです…。」
「私の敬愛する海軍は、ついに魔術にまで手を出したというのか。嘆かわしいことだな。いつか…」
「艦長?」
「ああ、なんでもない。さあ、行こうか。お土産落とさないでくれよ。」
今、あいこ艦長の目に殺気が見えました。この人はこの人で何か考えているようです。くわばらくわばらです。
ひりゅうの運用兵が出てきて、接舷の準備を始めました。空母なんてはじめてなので、ちょっとうきうきします。

14 :名無し官僚@背広&丸眼鏡:02/08/24 23:03
(都内某所。十数人の男達が集まっている)
(室内は、立ちこめる紫煙によって薄暗くなっている)

「現時点での情勢、如何になっている?」

(幾つかの議題が提出された後、上座に座っていた男がおもむろに口を開いた)
(質問の対象は下座。全ての工作を取り仕切っている特徴のない男だった)

 はい
 既に陸に関しましては首都警指揮下として、東北難民から志願者を募って約5万人
から成る重装警察師団2個、及び教導旅団1個の編成が進んでおります

「指揮権に関してはどうか?」

 問題はありません
 幾つかの譲歩はありましたが、この重装警察部隊に関しましては次期国会にて設立が
予定されている東北復興委員会治安維持部に来るように手配は完了しております

「編成内容は?」

 米国の機械化師団を範にした重師団としております

「人員不足に陥っている東北方面隊からすれば、喉から手が出るほどに」

 はい。ですが難民からの錬成の為、訓練には時間が掛かる予定で在ること。そして
治安維持任務を目的とした部隊である為、訓練を国防軍に委託せぬ事は通告済みです

(ゆっくりと眼鏡を押し上げる)

15 :名無し官僚@背広&丸眼鏡:02/08/24 23:35
「陸上戦力に関しては了解した。それだけ在れば当面は問題あるまい。だが、海上に
関してはどうか?」

 残念ながら、航空母艦に関する工作は上手くいっておりません
 六九式@白衣&壜底眼鏡「教授」の手が入った双胴型半自律空母「ひりゅう」級の
1番艦が就役しており、2、3番艦の「そうりゅう」及び「うんりゅう」の艤装の進捗
状態も良好です

「四万トンクラス、搭載機数40機の中型空母。しかも霊的、魔術的要素も組み入れた
フネか……目障りだな」

 ですが近代艦には無い魔術的要素を導入した結果、「ひりゅう」の建造コストは高騰、
2番艦以降は設計の改訂による簡素化が図られております

「……何かを?」

 幾つか資材の搬入に対する工作ですが。建造コストがほんの2割程度を高騰させられた
程度ですが

「それだけで十分だ……」

16 :名無し官僚@背広&丸眼鏡:02/08/24 23:40
「では残る問題、「あやなみ」及び「ゆきかぜ」級の建造計画はどうなった? 正直なところ、
あのクラスの量産の方が余程に脅威だが?」

 そちらに関しては「ひりゅう」級より余程容易でした
 両クラスとも、一隻あたりの単価が2000億を越えておりましたので、その点で革新
政党に対する情報の移譲、および国防軍の非芝村系軍備拡張主義者に対して海軍主流派の
スキャンダル情報を伝達し、この漏洩による主導権確保に成功致しましたので

「それだけで海軍は引き下がったのか? 造船業界からの反応−反発はどうか」

 問題はありません
 現在、海軍は軸足を海上護衛総隊─岩田提督の提唱した2000t級簡易護衛艦部隊の
整備に移しておりますので、反発は少ないかと

「よいだろう。義挙まで完全に敵対関係を形成しては期間だからな。しかし非芝村派か……
使えるのか?」

 些か心配は在りますが、所詮、芝村派への牽制の為の投資と考えれば安いものです

「だが、我々の義挙時に立ち塞がれても問題だぞ! その責任はどうするつもりかね!?」

(ヒステリックに叫ぶ痩身の男。名無し官僚は感情の表れていない視線で発言者を一瞥すると、
上座への首を巡らす)

 買収は進んでおります。又、買収工作に従わないものに関しては、菊水に対して擬装情報を
伝える事によって、現時点で問題となりそうな7名の佐官、将官の処理は官僚しておりますが
何か問題でも?

(ゆっくりと延べ上げる名無し官僚。眼鏡が冷たい光を放っていた)

17 :東朝近況:02/08/25 00:30
『火星神将』の化身こと火神 将は、東朝の総括責任者であり、彼の主でもある加藤の執務室を訪れた。
だが部屋には加藤の姿は無く、代わりに中性的な容姿をした若者が書類の整理をしていた。
確か加藤の片腕で、野々村という名前のはずだ。

「野々村殿、加藤殿はどちらへ?」
「加藤さんはバイト先に戻られました。ふふ、しばらく仕事に専念するそうです」
何やら思い出し笑いをする野々村だったが、すぐに真面目な顔に戻った。
「私もじきに、また旅に出ますが、それまで加藤さんから貴方の事は頼まれています。何か御用ですか?」
「……実は、これをお返ししようと」
火神は懐から札束の入った袋を取り出す。それは彼自身に付けられた価格だった。
「おや? 自分からクーリングオフされるんですか?」
「ここの経済状況が安定するまで、一時的にお預けします」
「はは、変な式神ですね貴方。その必要はありませんよ。元々今月は色々な事情があって、
経費が嵩む月なんです。確かに貴方の事を含め、予想外の出来事というか出費が幾つかあって、
今月中は多少苦しいでしょうが、それくらいで東朝の屋台骨が揺らぐなんて事にはなりませんから。
その辺りは『お財布係』が上手く遣り繰りするでしょうし」
「そうですか」
「そうなんです。ところで、貴方の仕様について幾つか質問したいんですけれど?」
野々村は執務机の引き出しから、黒い小箱を取り出した。

18 :東朝近況:02/08/25 00:31
野々村は小箱の中から、取扱説明書と三枚のカードを取り出す。
「この取扱説明書によると、この三枚一組の札が『火星神将』の御霊が括られている貴方の本体で、
私の目の前に立っているモノは、貴方が操る式紙兵の集合体、で宜しいですか?」
「だいたい合ってます。正確には、上位三符のうち『召喚符』は私を呼び出し、『律令符』は
私を使役し、『御霊符』は私をこの世界に括っています」
「……もし、この『律令符』を使って『御霊符』を破れと命じたら?」
「従います」
「では、旧菊十字団の皆さんを始末してくださいと命じたら?」
「従います」
「では、貴方の創造者を倒せと命じたら?」
「従います」
「では、皇統に危害を加えるよう命じたら?」
「従えません」
野々村は悪戯っぽく眼を光らせた。
「……火神さん、突然ですけど肩を揉んでくれますか?」
「心得ました」
火神は執務机を回り込んで野々村の背後に立ち、肩を揉み始める。
「もう少し強く」
「心得ました」
次に野々村は、椅子に座ったまま身体を横に向けると、膝を組んだ。
「靴、舐めてください」
「お断りします」
間髪入れずに火神は答える。野々村は『律令符』を手に取った。

19 :東朝近況:02/08/25 00:32
「靴、舐めてください」
「心得ました」
火神は即座に、『律令符』を持つ野々村の足元に跪く。
「ストップ! よく解りました。酷い事して済みません。……やれやれ、
あのヒトも、また業深いモノを作ったものです」

──コンコン。
「失礼します。野々村さん、葛城さんのソック…スガ……」
「おや小次郎君、どうし……」
火神は野々村の足元に跪き靴を持ったまま、言われたとおり「ストップ」している。
相馬少年は表情を固定したまま、数歩後退る。
「ええっと…あの、小次郎君?」
「ミテナイヨー、ナニモ ミテナイヨー」
──バタン。

「……はは、因果応報ってやつですね」

20 :水上 拓:02/08/25 14:36
僕はいつも通りにやって来た、世話係のお姉さんに起こされた。
「ん…あっ…ダメお姉さん、くすぐったいよ」
……本当に擽られているだけだからね。
そろそろプールに行く時間だ。今、G習院のプールは壊れていて、夏休みの間だけ近隣の市民プールや
小中学校のプールを借りている。G習院の生徒達は、指定されたプールなら何処でも自由に出入りできる。
だから僕はそれに乗じて、いろんなプールに紛れ込んでいるのさ。いちおう怪しまれないように、
一回ごとに場所は変えているけれど、意味無いかな?
僕の体の傷は、もうほとんど目立たない。真っ黒になるまで日に焼ければ、きっと全然見えなくなるよ。
そうしたら、ともえお姉ちゃんと(ついでにカンヌキも)一緒に海で遊べる。
「えっと、今日はニホンちゃん達の学校か」
いやホントは学校のプールで泳ぎたいだけなんだけれどね。

21 :ひなぎく隊員:02/08/25 23:32
第五旅団第一警護隊学舎専任駐留部隊本部にて。
ひなぎく隊員A,B,Cは留守番をさせられていた。
A「……暇だよな」
B「俺達もウォーターランドへ行きたかったな」
C「宮様の学校と生徒達を守るのも任務のうちだ」(シャッ、シャッ)
A「しかし誰もいないじゃないか。今日は部活動もやってないし」
B「学校には先生方のみ。こには俺達と副隊長のみ」
A「おいC、いいかげん制服のデザイン描くの止めたら?」
C「いいや。新学期からは絶対新しい制服にしてみせる」(シャッ、シャッ)

22 :菊水わかば2等水兵:02/08/26 22:53
ここはひりゅうの舷門です。
「ほひ〜、ほひ〜ほ〜」
舷門送迎のサイドパイプがなって、ひりゅうの艦長が出てきました。ひょろっとした兄ちゃんです。
「はじめてお目にかかります、安達大佐。ひりゅう艦長の藤倉大佐です。」
「こんにちわ。さて、わかばくん、あれを。」
ごそごそ…紙袋の中から三崎のまぐろ詰め合わせ御贈答用セットを取り出します。
「つまらないものですが、どうぞ。」
「これはこれは、頂きます。士官室の連中も喜ぶでしょう。立ち話もなんですし、どうぞこちらへ。」
ひりゅうの艦長室へと通されます。こぎれいでさっぱりしていて、なんだか藤倉大佐の性格が伺えます。
ソファーの上にちょこん、と小さな女の子っていうかょぅι゛ょが座っています。服もなんだかピンクで
ふりふりで、どこからみても軍属ではなさそうです。足をぶらぶらさせながらシェイクを飲んでいます。
お行儀が悪いです。藤倉大佐がちょっと困った顔でょぅι゛ょに声を掛けました。
「挨拶しようか、まぃはに〜。」
「うん、だり〜ん!あたしあいさつするよ!あたしはひりゅうっていいます!安達大佐、ようこそあたしの中へ!」

「は…?この少女が…ひりゅう?」
安達大佐は鳩が豆鉄砲を喰らったような顔でそのょぅι゛ょの方を見ています。私は…
まあ、志摩教官と少しの間一緒にいたわけですし、毎日他の艦の船魂たちも見えているので別段驚きませんでした。
ただ、このょぅι゛ょが自然に安達大佐や藤倉大佐とお話しているのが少々不思議ではありますが。
「そこのおねえちゃん!」
私のことらしいです。とてとてとこちらに向かってきます。
「おねえちゃんも…ヒトじゃないね!あたしといっしょだぁ。ともだちともだち、と〜も〜だ〜ち〜!きゃは☆」
なんだか勝手に友達にされちゃいました。志摩教官もそうでしたが、艦というものは電波を捕らえやすいように
できているのでしょうか?それともレーダーから自ら発する電磁波によって壊れていくのでしょうか。

23 :菊水わかば2等水兵:02/08/27 19:03
やっとひりゅうを降りた。もう軍艦には乗りたくないものだ。何回吐いたかもう覚えていない。北大西洋クルーズとか
そういうやつだったら大歓迎だけれどもなぁ…。まあそんなことはともかく、猫耳水兵たちの様子を見にいくか。
田「皇宮警察の田中事務官といいます。菊水2等水兵と面会したいのですが。」
水兵「…ちょっと待ってください?ええと、どの菊水2等水兵でしょう?菊水2等水兵は6人いるんですよ。」
ああ、そうか、いけないいけない。まあここは一応リーダーのわかばを呼び出すのが適切だろう。
田「菊水わかば2等水兵をお願いします。」
水「あ…菊水わかばは只今ひりゅうへ行ってますね〜。不在です。」
すれ違いか!ならばみつばか。
田「菊水みつば2等水兵は?」
水「みつばちゃんは…上陸してますね〜。」
なんと…間が悪かったかな…。
水「菊水2等水兵全員に用事があるんですか?今居る菊水2等水兵だけでも呼び出しましょうか。」
田「あ、お願いできますか。」
(ぴ〜!菊水2等水兵、面会人あり舷門。)

24 :菊水調整部・田中彦一:02/08/27 19:04
出てきたのはふたば、よつば、むつは。作業服じゃなくて水兵服でいるところを見ると、上陸しようとしていたらしい。
ふ「あ、田中さん、おひさしぶりです。どうしましたか?」
田「ちょっと様子を見にきたんだけれど、元気そうでなによりだ。」
よ「なんだぁ〜それだけのことでよびださないでほしいの〜!」
む「全くだな。そうだ、田中、お前これから用事は無いのか?」
田「そうだなぁ、特に無いかな。あとは本部に帰還するだけだけれど?」
む「そうか。だったら少し付き合え。」
ふ「そうですね。これから3人で町に行ってお買い物するつもりだったんですよ。」
田「?!(猫耳兵士の買い物?聞いたことないなあ…。)」
ふ「武山にいるときに由紀子さんたちから色々お買い物のこと教えてもらったんです。これといって必要なものは
なくても、楽しいですよね。」
よ「じゃ、きまりなの!たなかもくるの〜!」
やめてくれよ…女の買い物になんか付き合えるか…しかも相手は猫耳じゃんか…
む「ちなみに断るという選択肢は無い。それに…なかなかおいしいだろう?しちゅえーしょん的に。どうだ?」
たしかに…すれんだーなふたば、ろーりーなよつば、ぼんばーなむつば…悪くは無い…だが!相手は猫耳、猫耳なんだぞ!
どうする田中、どうする?
田「……………よぉし!行くか!」
水兵「両手に花、いや抱えて花?うらやましいなあ。いってらっしゃい、菊水さんたち。」
…俺って、スケベだなあ…。いつか身を滅ぼすね、こりゃ。

25 :菊水調整部・田中彦一:02/08/27 19:06
あ、>23も俺か…呆けてるなあ。

26 :東朝の若者達:02/08/28 01:35
「この前、難民キャンプで、面白い話を聞きました」
「その人達は、一度は信濃町教団に入ったものの、うちに戻って来た人達です」
「続けて」
「基本的に入信者の大部分は、うちと同じ東北難民です。寄進なんて在り得ない、着の身着のままで
その日の食事にも困る人達も多い」
「しかし信濃町教団は、その貧しい人々を、無制限に受け入れている」
「資金源は不明ですが、この前うちに資金提供の話を持って来た官僚の事、覚えてますか?」
「成る程」
「男達は家族を養う為に、軍事訓練のようなものをしなければならないらしいです」
「その数は大よそですが、一万人を軽く超えているようです」
「今まで気付かれなかったのが不思議だな。余程のブレインがいるんだろう」
「信濃町教団は、戦禍から逃れてきた者達を集め、戦禍を広げるモノに変える、窓口ということか」
「一歩間違えれば、僕たちも同じ事をさせられていたかも」
「……その話には確証が無い。仮に証拠を掴んだからといって、信濃町教団を潰したとして、
難民達が喜ぶとは限らない。残念だが我等には、彼等に十分な衣食住を提供する力が無い」
「確かに、かなり切り詰めてますよね」
「でも、誰も好き好んで戦うはずないでしょ?」
「野々村さんはよく分かりませんが、加藤さんや葛城さんは、萌姫の呪いが解けた以上、
東朝を続ける必要は無いと思われている節があります」
「それでもまだ色々と僕達の面倒を見てくれるだけ、有難いと思うべきでしょう」
「……いずれにしても、萌姫様の存在なくしては、今の僕らでは大した事は出来ません」
「早急に探し出して、姫様の御意思を確認する必要があると思います」
「資金のほうも何とか工面しないと」
「すでに結界の術式は許可を得て対物主体に切り替えています。不審なモノは全て検知できます」
「信濃町教団の監視と、難民キャンプへの注意を促しましょう」

27 :萌姫:02/08/28 01:38
一方その頃、ウォーターパークの萌姫は、流れるプールの11週目を終えて、ようやく水から上がった。
「……」
少しふやけた指先を見ながら、次は何処へ行こうかと、考えている。
「……」
良い匂いがした。萌姫は少しお腹が空いているようだ。深く考えず屋台へ向かって歩いてゆく。

「つぎは、あれであそびます。とつげきなのですー」
「待ってモナー」

目の前をスクール水着の児童が駆けてゆく。だが萌姫の姿は誰にも見えない。
「二人とも、走ると危ないよー」
ぺちっ☆
「きやっ!?」
加也は何かにぶつかって、尻餅をついた。
「かやちゃん! だいじょうぶですか?」
「怪我してないモナ?」
「……うん平気。えへっ、私が転んじゃった」(何か今、べちゃあって…?)

去っていく少女達。うつ伏せに倒れている萌姫。起き上がると、床に人型の水の痕が出来ている。
「……もなこ」
萌姫は、もなこの後を追うように数歩進み、そこで立ち止まり、やっぱり屋台に向かう。

28 :萌姫:02/08/28 01:40
屋台は結構人気があるようで、四〜五人並んでいる。単に年頃で独りの女性客が少ないので、
売り子の少女をナンパしようとしているのかもしれない。
「焼きそば2つ!」
「はい…………お待たせしました、600円になります」

萌姫は列に並ぶという事を知らないし、お金のこともよく判らない。
屋台の横で、ちょこんと正座して、待ってみる。

「フランクフルト1本下さい」
「はーい、150円ね」
「ネエちゃんカキ氷!ブルーハワイで」
「はいはい、100円ですー」

「……」
(少し哀しそうに、売り子のお姉さんを見上げる)

29 :水の妖精:02/08/28 21:05
マターリと子供用プールで遊んでいる子供たちの脇、競泳用プールではちょっとしたどよめきが起こっていた。

プールに敷かれた水の道をまるで魚のように走り抜ける姿。水しぶきもまぶしく輝く。
「ふう。」
軽やかに、疲れも見せずにプールから上がる少女に皆の視線が集まっていた。
軽くストレッチをすると、また飛び込む。一部の隙すらない美しいクロールで50mを泳ぎきる。

隣のコースにいた男子までもが目を丸くして、プールの中で呆然としていた。
それほどに少女の泳ぎは速く、優雅だった。
「うん、調子いいね。」
笑顔。無駄のないすらりとした、でも長すぎず短か過ぎない手足。健康的に日焼けした肌。
機能美のみを追求した水着に包まれるとそれは水の妖精のようで。

また、飛び込む。力強い、しかし無駄のないストロークで、50mのショーはあっという間に終わる。
ほう、と溜息をつく観衆。
それをまったく意識しないまま、少女は泳ぎきるとさっさと事務所へと向う。イルカショーの準備のために。

ちなみに、この時少女の50mのタイムは既に日本新を記録していたのだが、それを証明するものはいない。
ただ、その場にいた皆がその少女の泳ぎを目に焼き付けていつまでも消せずにいたという。

30 :新井ちゆ:02/08/28 21:29
>>28
ちりん・・・・。

ふいに鈴の音が聞こえた。
ちゆ「(・・・もしかして昨日聞いたあの鈴の音?)」
思わず周りを見回す。
ちゆ「あっ!」
なにやら“遮蔽”が効いているらしく、時折向こうの景色が透けて見える。
女の子は少し哀しそうにこっちを見上げていた。

ちゆ「こ、こんにちは。」
萌姫「・・・・・・・・・こんにちは。」
小さな声で返す少女。
ちゆ「あなた、ひとり?」
少女は小さく頷いた。ちりん。

やっぱりこの音だ。昨日私を助けてくれたやさしい鈴の音。
思い切って言ってみることにした。
ちゆ「あの、えと、・・・・ありがとう。」

少女は恥ずかしそうににこりと笑った。
その様子を見てちゆも笑った。
ちゆ「(やっぱりこの娘だったんだ。)」

その様子は、


誰もいない空間に向かって話しかけたり笑ったりするちょっと危ない人に見えた。

31 :新井ちゆ:02/08/28 21:31
くうぅ。

萌姫のお腹が鳴った。
恥ずかしそうにうつむく少女。

ちゆ「はい、どうぞ。」
フランクフルトを差し出した。
少女は(いいの?)と言いたげな表情で見上げる。

ちゆ「熱いから気をつけてね。」

少女はフランクフルトを受け取った。

ちゆ「あなた、名前は?」
萌姫「・・・・・萌姫・・・。」

ちゆ「(遮蔽のことや昨日の異次元通路のこと、・・・きっと何か訳があるんだろうな。なにも聞かないでおこう。)」

ちゆ「おいしい?」

こくり。また鈴がちりんと鳴った。

ちゆ「なにかあったら、私に言ってね。」
思わずそう言っていた。まだ会って数分と経っていなかったが、なんとなくそんな気分になっていた。

萌姫「・・・・・。」
萌姫は何も言わなかったが、ただ、恥ずかしそうに微笑んでいた。


32 :太平洋公海上:02/08/29 14:11
洋上を進む駆逐艦。マストには紅い旗。海賊たちの駆逐艦「松風」である。帝国海軍の執拗な
追撃を振り切り、一時太平洋に離脱したのであった。
「さすがに公海上までは日本海軍も出てこられないようですね、お姉さま。」
色白の熊耳少女が萌菜小姐に話し掛ける。
「そうですね。総員に可能な範囲で休養を取るように伝えてください。公海上にいたとしても
いずれ民間船舶に発見されてしまうでしょうから。航海長、ここはお任せしていいかしら。」
「あい!ごゆっくり、姐さん!」
艦橋を降り、士官寝室へ向かう。チャイナドレスを脱ぎ捨て、裸身のままベッドに横たわる。
「……戦いの日は近い、か。」
ぽつりと呟き、深い眠りに落ちる。

「ラブさん、姐さんはお休みで?」
「はい。士官寝室にてお休みですが、火急の用件でなければ私がお聞きします。」
熊耳の少女が答える。彼女の名前はラボーチキン。通称ラブちゃん。R国科学アカデミー謹製の
薄倖アルビノ熊耳少女である。萌菜小姐がその名前を変える前から傍に付き添い、補佐をしている。
この艦の事実上の副長である。
「実は、このまま行くとですね、R国の派米訓練艦隊とすれ違うんですよ。姐さんいないし…。」
「そうですね…小姐は多分…起きてこないでしょう。わかりました。私が敬礼しましょう。」


33 :聖アンドリューの旗の下に:02/08/29 14:14
R国派米訓練艦隊はA国、日本帝国に対し「亜細亜にR国あり!」と示威するために送り込まれた艦隊である。
ハワイを出港し、ウラジオストック帰投までの最後の寄港地、横須賀目指して航海を続けていた。
「(なんですやん。萌菜姐さんの艦じゃあらしませんか。こんなところにいたら目立つんちゃいますか?)」
「(司令官、駆逐艦が敬礼してきましたわ。答礼しますわ。)」
「(はいはい。私も艦橋でますさかい、準備してや。)」
空母「ヴァリヤーグ」艦橋で敬礼する女提督。海賊たちを支援する海軍大将。
その唇に不敵な笑みをたたえ、敬礼を行う松風に対し答礼を行う。

こちらは松風。
「ラブさん、答礼確認しました!」
「了解。大将のお姉さん、最近見かけないと思ったらA国にいらっしゃったんですね。それにしても…
さすが世界に艦たる大R、大仰な艦隊です…。」
「ヴァリヤーグ」の後ろに付き添う大型艦。3連装3基の砲塔が日本帝国の「やまと」やA国の「アイオワ」と
同じ目的で作られた艦だということを如実に物語っている。
「あれは戦艦「イワン雷帝」。かつての名を「ソビエツキー・ソユーズ」かな?あんなのまで連れてきてる。
すごいですね。でも、あれは私たちが日本帝国から簒奪した油で動いているんですよね〜。なんだかな〜。」
「ラブさん、誰に説明してるんですか?」
「ああ、すいません。あはは。答礼が終わったら別れをかけてください。」
太平洋はいずれ起こる戦火の匂いを孕みながらも穏やかで、静かであった。


34 :海軍@情報部:02/08/29 19:27
「何だと、ロスケがアレ(>>33)を動かしただと?」
「16吋砲戦艦……ウラジオで錆び付いてる筈じゃ無かったのか!?」
「はい。残念ながら幽霊の類じゃ無いそうです。第2潜水隊群からの報告では確かに
4軸艦を確認したとの事です」
「糞、ここ数年は動く事の無かった奴がこの時期にか……しかし、一体連中は何処から
燃料を調達したんだ。ロスケの石油海外輸出量からみて、国内分を流用したか?」
「そんな莫迦な? 国会答弁の内容を確認させているが、産出量の減少から輸出力を
確保する為に国内消費の削減を既に実施しているんだぞ。これ以上やったら国内経済が
滅茶苦茶に成る筈だ」
「数字自体が欺瞞の可能性は?」
「いや、総力研にも確認させているが経済状態から見て、数字の誤差は1%以下だ」
「それだけあれば……」
「太平洋に進出したのはデカブツだけじゃ無い。空母、そして護衛艦艇も込みの大艦隊だ。
その程度の量で賄いきれるものでは無い」
「何処から湧き出したんだ……」
「油の詮索は後だ。問題は、艦隊が動き、その練度は急速に向上していると言う事だ」
「ですな」

35 :宇月亜美:02/08/29 22:39
プールサイド、白いチェアに横になり、サングラス越しに子供たちの様子を眺める女が一人。
青色の大胆なビキニは男たちの視線を釘付けに…しているはずだった。

ひま…
つか、暇よね。
そういや、今年水着着たのってはじめてかあ…研究室ばっか行ってたからなあ…

むー、だーれも声かけて来ないじゃないのよ。楓。

せーっかく人が一大決心して肩紐なしのビキニなんて着てるってのにさ。
ここの男供ときたらみーんな炉なのかしらね…速水君もだらしなさすぎ…
それでも旅団の兵隊なのかしら?はあーあ。あたしが言うことじゃないわよね。

まー、確かにかわいいんだけどね。ふふふ、着替えの様子なんてあんたたちは知らないんでしょう?
いいのよお…恥ずかしそうに着替えてる姿って…「せんせい、へんじゃないですか?」なんて聞くのよ?…

あー、暇だわ。いいもん。どうせ泳げないし。
…暑いなあ…あたりまえだけど。おなか…すいたな…

立ち上がり、屋台に向って歩き出す。が、彼女が忘れていることがふたつ。
メガネをかけておりません。屋台とチェアの間にはプールがありましたとさ。

ばっしゃーん

36 :大和 撫子:02/08/29 23:14
ウォーターパーク外観の撮影を終え、再びオーナー室に戻って来た撫子と雄一。
オーナー達と談笑しながら、クーラーと冷たい麦茶で身体の熱を下げる。
「は〜、涼しい」
どうせ下は水着だからと、ボタンを外した胸元に、男達の視線がチラチラと集まっている。
次はパーク内の施設を撮影し、最後にイルカショーの様子を撮る事になっていた。
「撫子さん、そろそろ行きましょう?」
「……あと五分。」

37 :コードネーム@まーびん:02/08/30 14:09
>>35
 いえいえ、私の眼の保養にはなってますよ……

「何を言っている?」

 心の豊かさに関する独り言ですよ。お気に召しませんでしたか?

「貴様、公務中だぞ!」

 やれやれ公安の方々はお堅くていけませんな。まぁ仕事に熱心なのは宜しいですが
 兎に角、本日はあなた方の実働訓練みたいなものですので、暢気にやって下さい
 ええ、殿下らの映像も倫理問題で言われない範囲なら撮っても構いませんよ
 平たく言えば、菊水に注意しなさいって事です

「菊水? 我々は菊水と戦うた…」

 現状を認識出来ない様ではいけませんよ。今はまだ、情報を集め、弱点を探る段階です
 あなた方が何故、今日投入されたか判りますか?
 囮の様なものなのですよ。秘匿行動、事菊水の猫耳兵の眼をかいくぐる事に不慣れな
あなた方が発見され、菊水に対応を強いる事で組織内に潜り込んだ狗……この場合は猫
ですね。猫を駆り出すのが目的なのですよ
 ご理解頂けましたか?
 余り緊張する必要は無いですよ
 まぁ噂の大隊指揮官“少佐”は慎重な性格だそうですから、今回、何事も起きない
可能性の方が大きいですから

38 :少佐@電波:02/08/30 21:28
ん?
慎重とは少々心外だなあ。私はね、闘争が好きなだけだよ。
ただし、闘争をする相手にもそれ相応の物を求めたいと、こう思っているだけなのだがね。
極上のワインはじっくりと寝かせておく物だよ。熟したところをいただく、これがいいんじゃないかね。

「…おいしいものは最後に食べるほうなんですね。」

…そうともいう。が、君は誰だい?

「すみません、人の電波に紛れ込んでしまいまして。ほら、さっさと軌道修正!」
「ごめんなさーい。うーん、横須賀ってどっちだっけ?」

…(南を指差す)…

「しつれいしましたー」

ゴホン、ともかく。がんばってくれたまえ。彼女たちは私と違っておいしいものはすぐに食べたがる性質なのでね。

39 :名無し草:02/08/30 21:58
「イワン雷帝」って何? 教えてロシアの偉い人

40 :名無し草:02/08/31 00:27
>39さま
モスクワ大公国(現 露西亜)の大公です。父イヴァン3世が自ら称した
ツァ―リ(皇帝)の名を引き継ぎ農奴制を強化して諸侯を押さえギリシャ
正教会の中心をモスクワに移し宗教的権威をも手に入れツァ―リ(皇帝)体制
基礎を築いた有名な専制君主です。

41 :名無し草:02/08/31 13:12
>33
「イワン雷帝」「ソビエツキー・ソユーズ」
*ttp://warships1.com/RUSbb04_SSoyuz-LD.jpg (初期案)
諸元

『ソビエツキー・ソユーズ』(Sovyetskiy Soyuz)
オルジョニキーゼ工廠で1938年08月28日起工、1940年10月建艦中止 完成率75%
(史実)
『ソビエツキー・ウクライナ』(Sovyetskaya Ukraina)
マルティー南側工廠で1938年11月28日起工、1940年10月建艦中止 1946年解体 完成率49%
(史実)
『ソビエツキー・ベロルシア』(Sovyetskaya Byelorussiya )
海軍402工廠で1939年11月28日起工、1940年10月建艦中止 1949年までに解体 
『ソビエツキー・ロシヤ』(Sovyetskaya Rossiya )
不明
--------------------------------------------------------------------------------
排水量

基準排水量:59250トン
満載排水量:65150トン
Standard 59,250 tons
Maximum 65,150 tons
--------------------------------------------------------------------------------

42 :名無し草:02/08/31 13:12
--------------------------------------------------------------------------------
全長:271m
全幅:38.90m
吃水:10.20m
--------------------------------------------------------------------------------
機関

高圧缶12基
エレクトリック・タービン三基三軸
最高出力:230500shp
最高速力:28ノット
航続能力:不明
--------------------------------------------------------------------------------
装甲

舷側装甲:425.45mm(水線部)
甲板装甲:222.25mm(装甲部)、25mm(装甲部以外)
砲   塔:495.3mm(前盾部)、300mm(側面)
司令塔:424.2mm(側面部)
--------------------------------------------------------------------------------
武装
主砲:40.6cm(50口径)三連装砲×3基
副砲:15.2cm(57口径)連装砲塔×6基
対空武装:100mm(56口径)連装砲×4基
      37mm(67口径)四連装機関砲8基
      8mm(50口径)機銃8丁
水中魚雷発射管:457mm魚雷2門
--------------------------------------------------------------------------------
航空機:4機
--------------------------------------------------------------------------------
乗員:1664名(通常)、1800名(司令部含)
--------------------------------------------------------------------------------

43 :名無し草:02/08/31 18:08
>41,42
ソースは無かったの?

44 :名無し草:02/08/31 18:17
>>43
 未完成艦だしね。仕方がないんじゃないかな?
 僕の手持ちの情報にも、ソースで出せるURLは無かったしね、知ってる人、うp
キボンヌって奴だ(w)
 ってか、この場合は41にご苦労様と言うべきだろうさ(笑)

45 :名無し草:02/08/31 19:55
見難いけれど、ここで良ければ。

ttp://irukaweb.com/hush/Text/2S/25So/S501So.html

46 :火神将は眠らない:02/09/01 00:30
五稜郭の夜は長い。
火神に与えられたその日最後の仕事は、五稜郭の周囲に集まった魑魅魍魎の掃除だった。『お掃除係』の
指示を受けながら、悪霊を退散させ、怨霊を浄化し、妖(あやかし)を調伏する。次に五稜郭から
難民キャンプまでを掃く。さすがにお掃除係達は手馴れたもので、全工程は3時間弱で終了する。
御盆に帰って来るのは祖霊だけではないという事だ。未だ目覚めないもえひとの陽神体。
一所に集まった東朝幹部達の高い霊力。東北難民の抱える負の感情。他の怨霊を寄せ付けなかった、
強大な怨念が去った後の霊的空白地帯。狙われるのは至極当然であった。

「…あの、ヒカミさん?」
「はい、何か?」
今回は直ぐに反応する火神。
「あの、熱くないんですか?」
お掃除係の一人が、そう問いかけたのも無理はない。火神の右腕の肘から先は、赤い炎に包まれていた。
この炎で霊を浄化し、妖を焼き切った。その気になれば全身を炎に変えることも出来る。
「はい。私は人と”つくり”が違いますから」
そう言うと火神は、右手の炎を解いてみせる。手も服の袖にも、焦げ痕一つ無い。
「あ、そういえば式神でしたね貴方。しかし助かりました。今月は予想以上に悪霊が多くて、
お掃除係の半数がダウンしましたから。幹部の方達も随分苦労されたようです」
「御盆も過ぎたし、これからまた一年は結界だけで対応できるでしょう」
「もし、あなたが裏・お掃除係になったなら、私達は歓迎しますよ」
「恐縮です」
火神は深々とお辞儀をする。
「それでは私は次の仕事がありますので、これにて」
その日の最後の仕事が終われば、次の日の最初の仕事が始まる。
火神 将は眠らない。萌え尽きない限り、いつまでも動き続ける。

47 :火神と野々村の対話:02/09/01 03:43
「ここの暮らしには慣れましたか?」
「ええ、気に入りました。ここは誰もが、私のような人在らざるモノにも、ごく普通に接してくれる」
「まあ、もえひとさんは陽神体だし、葛城さんは元国津神ですからね」
「国津神?」
「あまり知られていないんですけどね。葛城山の一言主って分かります?」
「分かりますが……確かに葛城殿は高い霊力をお持ちですが、しかし霊格に措いては間違いなく人だと」
「だから元、国津神です。北朝の萌宮もなこ内親王が発動した「ちゃい」の魔法に乗じて人間に化生
されたんです。随分前から「ちゃい」を予見していたらしく、その為の準備も色々していたみたいですし」
「そうなのですか…」
「だから今は、葛城一子ではなく和子です。呼び間違えると怒られますよ? 言霊に障るらしいですから」
「そうなのですか……」
「もっとも僕には、何故あの人が神の力と命を捨ててまで人間に成りたかったのか、解りかねますけどね」
「……もし叶うならば、私もいつか人に成りたい」

48 :41と42の人@元南朝:02/09/01 22:43
>41&>42のソースは
http://warships1.com/index_ships.htm

http://warships1.com/Russian_battleships.htm
を参照するのがよろしいです

49 :名無し草:02/09/02 00:10
>48
やめとけ、やめとけ、ココの連中はあんたの苦労を無駄にする厨房作家の集まりだ
あんたの軍事知識は軍事板で有意義に使用した方がいい

50 :すべてがMになる:02/09/02 12:16
科学者の倫理、などという言葉が流行った事がある。昔の話だ。
科学者に倫理等無い、と、彼女――菊水防疫給水部特務研究所複合素体工学研究部主任研究員・蔡川詩季(さいかわ・しき)――は、思う。
自らの研究結果が「外界」に与える影響などに興味は無い。「そんなもの」は、研究自体には何の変化ももたらさないからだ。
科学者にとっては「ここ」――研究室の中だけが、唯一の世界。
実験に日々を暮らし、寝食を置いて解析に励み、考察のみが夜夢を見ることを許す。
それらが実を結ぶ、僅かな期間だけ、研究者である彼女に心というものが戻ってくる。

今は夏。彼女はそれを思い出す。

だだしその季節感の復活は、ロマンチシズムやセンチメンタリズムなどとは全く無縁の要因から発生したものであった。
「この子」の皮膚における太陽光に対する反射反応はどうなっているのかしら?
彼女の意識は、視線と共に、「研究結果」である少女に向けられていた。
白い壁と雑多な器具で囲まれた部屋。
その中央に据え付けてあるベッドで、上半身を起こし、もそもそと両手でサンドイッチを食べている少女は、
その外見とは裏腹に、信じられぬほどの能力を有しているのであった。
手元のディスプレイに映る駆動実験報告書が、その確たる証拠である。
詩季は報告書を読み返し、幾度目かも分からぬ感嘆の溜め息をつく。
この研究所の歴史の中でも、これほどの成果は殆ど見られない。
強烈な達成感。そして、次の段階へと進む事への渇望。
数々の感情が入り混じり、彼女の頬は紅潮していった。

51 :すべてがMになる:02/09/02 12:17
ノックの音が彼女を現実へ引き戻す。「しゅに〜ん」という情けない声と共に、彼女の部下が駆け込んでくる。
「やっぱり、3研(第一章128参照)の連中カンカンですよ。この子を無理矢理持ってきて、
 連中とは全く逆の方法で起動させちゃったんだから無理もないですけど……」
「放って置いていいわ」
「でも、主任……」
「そう。自分の無能さを棚に上げて逆恨みするなんて、抗議する権利すらないわ」
「……!? 主任!!!」
「なぜ? あの(宇月)亜美ちゃんですら出来なかった事を、彼らだけでやろうなんて」
「暴言ですよ……!」
詩季は止まらない。止められる筈も無い。
少女の覚醒によって自らの理論が正しいと証明された今、彼女の言は真理。
真理を否定する術は、新たな真理を「示す」事のみ。
そしてそれは、現時点では何人にも無理なのだ。
「猫耳や黒猫ならば別。闇から生まれたモノは、存在自体が感情の具現化といってもいい。
 けれどこの子は、戦うために造られた。目も、耳も、手も、足も、口も、髪も、すべて、その為の道具。
 動物とは違う。生物とは違う。
 彼女が在るのは、生きるためでも生殖のためでもない。恒常性維持や適応変化なんて必要ない。
 瞬きも、呼吸も、脈拍も、鼓動も、細胞の一つ一つの代謝迄が、相手を殺す為の手段に過ぎない。
 純粋な道具。
 それを、感情なんていう不安定なパラメータで制御するなんて不可能なの。わかる?」
「……はぁ」
気の抜けた声で部下が受け流す。実験が成功する度に暴走する詩季には慣れているのだ。
「まあいいわ」
詩季は大きく息をつく。
「いいか悪いか、なら、もちろんいいんですけど。意識をアナログからデジタルに変えたことで、
 うちの本職のダブルエムプロジェクトの進行も早まりましたから」
部下が言う。詩季は途端に静かになった。彼女はダブルエムに興味がないのだ。
当の少女はと言えば、ただ無表情にサンドイッチを口に運んでいるだけであった。

52 :すべてがMになる:02/09/02 12:18
後日。
だだっ広い倉庫の中に、コンテナが運び込まれる。その周りを白衣の研究員達が囲んでいる。
その中には、蔡川詩季の姿も見られた。
作業服を着た男がコンテナを操作すると、まるで割れていくようにゆっくりとコンテナが開いてゆく。
「おお……!」
歓声があがる。
コンテナから現れたのは、人型をした滑らかな鎧。地上高は2メートル弱。
これが、ダブルエムプロジェクトの中核となる。
白衣の集団の中から一人の男が前に出て、解説する。4研副主任である。
「これが、局地戦用強化装甲服、コードネイムMasquerade。試作機。
 従来の猫耳歩兵の持つ速度に火力と装甲を付加する事で、全く新しい兵科を作るために企画された。
 今までは費用対効果を理由に実験もさせてもらえなかったが、 小娘が起きたドサクサに予算を申請して作ってみた。
 制御システムは、簡単に言やあ、使用者の中枢神経と末端神経を直接駆動系に繋げるんだが、
 猫耳じゃあ感情が気まぐれでうまくいかねえ。
 その点デジタル思考の小娘なら、コイツを手足の延長線上として扱えるわけだ」
詩季は頭を押さえる。
これは、SFに出て来るようなパワードスーツとは違う。VCの怪力に期待した、タダの鎧だ。
増加する火力も装甲も、デメリットを僅かに補う程度。殆どの戦況では、着ない方が良い位だ。
しかし、装甲服を見つめる研究者達の目は、爛々と輝いているのであった……

溜め息。
「…………非常識」
聞きつけ、拳を握って副主任が叫ぶ。
「馬鹿野郎! 漢のロマンだ!!!」

53 :本日のメインイベント:02/09/02 23:28
お昼時。プール奥の特設プールに皆が集まってゆく。
このウォーターランド夏の目玉企画「イルカに乗った少女のショー」だ。
実のところこれだけを目当てに来る客がいるほど、マニアックな(?)人気を誇っている。

まあ、宣伝費用がないから口コミでしか伝わっていないとも言うのだけれど。
曰く、「えらいかわいい女の子がいるらしい」と。まあ、そんなもんである。

子供たちも手に食べ物を持ちつつ一様に観客席へと向う。
一緒にしておいたほうが管理がしやすいので先生としては楽なので。
で、その先生はといえば着ていたパーカーごとずぶぬれで、うなだれていた。
「せんせい、どうしたのですか?」
「聞かないでちょうだい…」
プールに落ちて溺れかけたなんて恥ずかしくて言えるわけもなく。ましてやライフセーバーに
人工呼吸されかけたときに気づいて目の前にいた思いっきり彼をぶん殴ってしまったとか、
その彼が結構格好よかったことだとか、あわててる間に買ったばかりのサングラスをなくしてしまったことだとか…

もなこと加也は最前列に陣取って少女の登場を今か今かと待っている。
観客は親子連れやカップルも多いが、なぜかカメコの姿が目立つのが気になった。
最初はもなこ目当てなのかな…と気になったがどうもそうではない。
カメラはプールの奥に作られた小さなステージに集中していた。

そして、テンションの高いアナウンサーが声を上げる。
いっせいに焚かれるフラッシュの中、ステージ用の水着に着替えたともえが向日葵のような笑顔で登場した。

54 :本日のメインイベント:02/09/02 23:49
「あっ」
もなこが思わず声を上げる。
「どうしたの?もなこちゃん。」
「ともえちゃん…なのです…」

一方ともえも最前列のもなこは見えていた。なにせ両目ともに3.0。海育ちのせいで遠くの物はよく見える。
勢いよく飛び出した体が一瞬止まった。
(…ははあ、ゲストってもなこちゃんかあ…やってくれるなあ……)
が、一瞬で頭を切り替える。

「みんなー、元気ー!?今日もボクたちのショーに来てくれてありがとう!楽しんでってね!!」
ぱっと手を上げると、ステージ脇に開いた穴からイルカが4匹、飛び出してくる。
そしてともえの合図でジャンプしてくるりと一回転。一旦潜ってから水面に体を出すと、並んで客席にお辞儀をした。

沸きあがる拍手。それにかぶさるように音楽が流れ出すと、今度はともえが走り出す。
ステージ正面からプールに向って走ると体操選手もさながらの前転を綺麗に決めてのジャンプ。
空中でひねりを加えてから1本の矢の如く水面に吸い込まれていった。
イルカが再び潜り、水面すれすれを走る。そして1匹が潜るとその背びれにともえを乗せてジャンプした。
歓声が上がる。
イルカの背に乗って水面を走るともえ。3匹はその周りを従者の如く付き添い、潜行し、ジャンプし、交差する。
時折、いるかの背から背へと飛び移り、立ったり、逆立ちしたり。
そのたびに客席は大歓声に包まれた。

「すごいねえ…」
「…ともえちゃん、かっこいいのです…うらやましいなあ…」
「すごいモナー…」

55 :本日のメインイベント@外で:02/09/03 00:10
>>37
「あーん!もう、あんな方行っちゃうとよく見えないじゃないの!」
ステージは外からだと高台でもないと見えない。
てなわけで見えるところまで彼女は移動を試みている。

んで、プールを見渡せる高台で望遠鏡で監視している一群が目に入ったのは彼らにとっては不幸というべきか。
見つからぬように隠れていたはずなのに、まったく意味を成していないかのように発見されてしまう。
「それ貸して!!」
突然現れた猫耳に驚愕する一同。いつの間に出てきたのか、彼らには気配すら感じることは出来なかった。
しかもこの暑いのに和服割烹着。資料に一切ないタイプの黒猫耳。
彼らの有無を言わさず望遠鏡をひったくると覗き込む。
「うひょおおおおお!見える見える!もなこたーん!もなこたんのせ、な、か(はあと)かーわいい!お?
イルカの女の子もなかなか!(・∀・)イイ!! スゴク(・∀・)イイ!! 」
呆然とする公安たちをまったく意に介さず、寝っ転がり、萌え、(;´Д`)ハァハァ する変態が一匹。

「おい、貴様!」
「(;´Д`)ハァハァ 」
「貴様!聞いているのか!」
「(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ 」
「貴様、我々を愚弄する気か!」
「(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ 」
「貴様あ!!!」
銃を突きつける
「(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (以下略)」
完全無視、というより相手にさえされていない。

そうして、ショーが終わるまで、楓は銃を突きつけられたまま、望遠鏡をのぞき、萌え狂っていた。
公安たちはなすすべなくそれを見ているほかなく、ショーが終わったあと、
「ありがと、じゃね!」
と、笑顔で望遠鏡を返され、余裕で立ち去られた日には脱力してしまうほかなかったそうで…

なんですか、アレは…あんなの資料にありませんでしたよ?…

56 :本日のメインイベント:02/09/03 00:33
やがてショーは佳境に。
シャチが現れ、イルカを追いかける。逃げるイルカ、向かって行ってはやられてしまうイルカ。
そしてピンチ!というところでともえがイルカをかばってシャチの前に立つ。

シャチにはねられて水面へと落ちるともえ。
静まる観客。音楽も止まり、4匹のイルカと1匹のシャチが潜行すると、水面にも静寂が訪れる。
顔を見合わせる子供たち。

と、勢いよく飛び出して来たシャチがくるりとジャンプを決める。
その背中には衣装換えを済ませたともえの姿があった。
大歓声と拍手。音楽がフィナーレへと流れ込むと、イルカとシャチが喜びを表現するかのように
水面を華麗に踊る。シャチの背中で手を振って観客にアピールするともえ。
「すごい!すごい!」
「ともえちゃん、かっこいい!」
もなこも少々興奮しているようだった。

興奮の中、ショーは幕を閉じる。
ステージ上で観客にこたえるともえは、ふと、思いついたようにイルカを呼ぶと、
客席に向かう。え?となる観客席の前、もなこの目の前でイルカは止まる。
「こんにちは!よくきてくれましたね!イルカ君が握手したいってさ。」
もなこの前に立ってイルカを示す。イルカは水面に立ってひれを差し出している。
「え?も、もなこなのですか?」
「そ、こわがらなくてもいいよ。よかったら乗ってみる?」
「も、もなこ、およげないのです……でも、あくしゅは…するのです…」
おずおずと差し出した手にイルカはぽんとひれをのせた。びっくりした顔になるもなこ。
観客の拍手とカメラのフラッシュが一段と増したところで、ともえは「またあとでね。」
と言い残してイルカにまたがり、去っていった。
「すごい!すごいよお、もなこちゃん!」
「イルカさんと握手なんてうらやましいモナー」
興奮する2人をよそに、もなこはちょっとぼうっとしてしまっているようで…

57 :ちゆ:02/09/03 20:05
「・・・・・どうぞ。」
カキ氷を手渡す萌姫。
いま、萌姫はたすきで袖をまくった着物の上にエプロンという格好でちゆの手伝いをしていた。
萌姫はフランクフルトのお礼だといって、手伝いをかってでたのだ。
カキ氷製造機はほとんど全自動なうえ、“遮蔽”はいま太陽光線と熱気をさえぎるだけの状態なため、病弱な萌姫ではあったがきちんとこなせていた。
「(なんだかあからさまに客が増えた・・・・。)」
プールサイドで着物+エプロンというものめずらしさだけでなく、やはり萌姫の魅力によるものだろう。
何度も列に並んでいる客もいる。すべてのメニューを制覇するつもりなのだろうか?

「あ、あの、ぶ、ぶるーはわいをください・・・。」
もなこ様のご学友もすこし緊張ぎみに注文している。
「・・・・・どうぞ、150円です・・・。」
「あ、ありがとう。」

パシャ!
突然シャッター音がした。
怪しげな一団がいつの間にかカメラを構えていた。
「(ハァハァ、ともえちゃん撮りにきたけどこの娘もなかなか・・・。)」
萌姫を被写体に選んだらしく、なおも撮り続けている。
パシャ! パシャ! パシャ!
あまりの出来事に萌姫も並んでいた客もぼうぜんとしていた。
困った顔をしてちゆを見上げる萌姫。
「大丈夫、ほっとけばいいの。」
小声で答えるちゆ。戸惑っていたが、それを聞いて接客を再開した。

霊警の訓練のなかには特殊なものもある。直接霊的警護には関係ないが、能力を有効利用したものがあるのだ。
その能力は、念写といった。
後日、彼らが現像した写真には、マッチョな男たちの肢体が映し出されていた。

「(訓練しといてよかった・・・。でもあの映像を映りこませたのは酷だったかな?)」
あの映像とは、去年の水着コンテスト(男子の部)のものだった。


58 :ひりゅう前にて:02/09/03 23:07
>>22
突如、一台の車が港へ突っ込んでくる。スピード出しすぎてふらふらとしている赤いセルシオ。
安達、藤倉、わかば、ひりゅうの視界に入ったかと思うとあっという間に通り過ぎ、補給用の搬入口
へと走り去る。
ドカン!という激しい音に振り返ると、積み込み待ちのコンテナの一つに車は思いっきり突っ込んで止まっている。
コンテナはへしゃげ、車も追突のショックで大破して。
「…あれは?」
「さあ……無事ですかね?あれは…」
「しんだんじゃな〜い?」

キイ、と扉が開く。と、何事もなかったように車から出てくる女が二人。遠目にも海軍の制服が見て取れた。
2人は悠然と、トランクを開けてスーツケースを取り出してこちらへと歩いてくる。
何か、言い合っている…いや、小さいほうの女が大きいほうの女に一方的に文句を言っているようだ。
「まったく…運転できないなら出来ないっていいなさい。」
「え〜?免許なら持ってるよ?ちょっと失敗しちゃっただけだよぉ。もう、ルリちゃんってば怒りんぼなんだから。」
「あれは、運転できるとは言わないわ。よく死ななかった物だわ……」
大きすぎるスーツケースを引きずっているロングヘアの女性と、ノートパソコンのケースのみ持った少女。
二人とも海軍の制服。襟章は…尉官のものだった。
「あれって……もしかして。」
藤倉艦長の顔色が変わる。海軍に属する物なら一度は聞く、伝説の2人の話。
「…おそらくは……岩田代将…なんということを…」
やがて2人は4人の前に立つと、海軍式の敬礼を決めた。
「星野ルリ中尉、蛯原御幸准尉両名、本部よりの指示により、本日より「ひりゅう」艦隊の指揮下に入ります。」
「よろしくおねがいしまーす。」
笑顔で渡された通達文書を受け取る藤倉の手は心なしか震えていた。
と、後ろで爆音が上がる。見ると、先ほどの車が爆発、炎上してコンテナごと火に包まれていた。
「…ガソリン、もれてたみたいね。」
「あらあらまあまあ……」
言葉にならない4人。爆発で飛ばされてきた中身(ハムの詰め合わせ…)がころころと6人の足元に転がっていた。

余談だが、この時積み込まれようとしていたコンテナ内の食料には後日問題が発覚する帝国ハム製の偽装食肉(ニクコプーン入り)
が含まれていた。もしそのまま積まれていたら……

59 :ひりゅう艦長室:02/09/04 00:56
発生した火災の制圧も終了し、一段落ついて、ここはひりゅうの艦長室。
「ふう〜。いきなり運貨船からセルシオが飛び出てきた時はびっくりしたよ。ハムも燃えちゃったね。
たはは。ええと、おふたりさんは本日付、独立特殊戦隊司令部付き第2護衛隊群司令部臨時勤務を命じられ、
独立特殊戦隊司令部から着隊、と。2群司令部は1群司令部に挨拶しにみんな陸上に行ったから、
あとで挨拶しようか。まあお茶でもどうぞ。ゆっくりしていくといいよ。」
藤倉大佐が慣れた手つきで番茶を淹れる。
「いいなぁ、いろんなタイプの女の人に囲まれて、いま僕はしあわせだなあ〜。」
「藤倉大佐、セクハラです。」
藤倉大佐は背中に星野中尉のひやりとした視線を感じていた。ひやり。
「うわきしたらだめぇ〜!だり〜んはあたしだけのだり〜んなんだから!」
ひりゅうが藤倉大佐の足にはっしとしがみつく。潤んだ目で見上げる。
「初めまして。私は練習艦いせの艦長をやっている安達あいこ大佐です。こちらは菊水わかば2水です。」
「蛯原御幸准尉です。いせっていうと、あのまっ白い「岸壁の守り神」ですね!いっつも岸壁にいるんで、
夜帰ってくるときの目印にしていましたぁ!その節はおせわになりました。」
「(それはギャグで言っているのか?)…あ、ありがとう。」
「さあ、お茶が入りました。はに〜、ちょっと手伝ってくれないかな。長崎のかすてらを配ってほしいんだ。」
「うん、だり〜ん!」

60 :ひりゅう艦長室:02/09/04 00:57
「藤倉大佐のお子さんですか?かわいいですねぇ。」
「まだ僕はそんな年じゃないよ、蛯原准尉。この娘はひりゅう。空母ひりゅうの「意思」なんだ。これから
説明するよ。安達大佐にも説明がまだだったからね。」
番茶とかすてらを配り終え、藤倉大佐も席につく。
「さ、皆さん召し上がってください。はむはむ…。ひりゅうクラスは「真の人艦一体」を目指した全く新しい
艦として計画されて、建造されたんですよ。造船所さんも大乗り気で。ドックの飯は美味かった〜。じゃなくて、
で、「人と艦が一体になるには、艦の声を聞くのが一番じゃないか?」ということで「防衛秘密」のハイテクを
駆使して艦の意思を誰にでも見える形で実体化したんです。それが彼女です。」
「そうです!だからぁ、だり〜んとあたしはいつでもいっしょ!愛の力で結びついたあたしとだり〜んに勝てる
艦なんて存在しないんだから!ね、だり〜ん。ね、ね、ね、ねぇ〜!はい、かすてらあ〜ん(はぁと)」
「そうだね、はに〜。ぱく、はむはむ。」
人のよさそうな兄ちゃん艦長と、艦の意思だというふりふりょぅι゛ょとのやり取りを、4人はただただ呆然と
見詰めることしかできなかった。

61 :名無し官僚@ぐーたらデンパ:02/09/04 01:43
>>48
 どもども、元南朝参加者さん
 貴方、海に関して博識そうにお見受けしますんで、一つ、お知恵をお借りしたい
 具体的に言えば、16インチ砲艦で18インチ砲艦に勝つ方法(笑)
 在る程度の無茶な改造もアリで、何かアイデアないですかねぇ?
 政府内反政府組織としては、北朝(文民政府)の保有する海軍力の象徴、やまと級
は脅威なんだよねぇ(笑)

 ってかアイデア協力抜きでも、又、参加しません?(笑)
 軍事系が少なくて、少し寂しいんですわ(自爆)

62 :天然&冷然:02/09/04 02:31
>>60
「わあ、仲がよろしいんですねえー。」
手を合わせて本気で感心する蛯原と。
「…ヘンタイか…ったく、どこもかしこも…」
冷酷なまでの視線でもって吐き捨てる星野。
「あ、でも船の管制室って、やっぱりあるんですよね?てことはルリちゃんてあの子の担当ってこと?」
「ぐっ……」
カステラをのどに詰まらせる。まさに正鵠であった。
「大丈夫?はい、お茶。」
安達大佐の差し出したお茶を飲み、見れば目の前は相変わらず。暗澹たる気分であった。
と、ゆっくりお茶を飲んでいた蛯原が口を開く。
「船魂って、初めて見ました。すごいですねえー。これが菊水の霊体具現化システムの成果なんですねー。」

凍る一同。

「……な、今なんて……」
「え?だってこの船、防疫給水部の技術供与を受けて製造された船ですよね?すごいなあ、あすかにもいるのかな?ねえ、ルリちゃん。」
満面の笑顔で。今自分が機密事項を話しているなどとは一切分かっていない様子で。いやそれよりも。
「…なんで知ってるの?…」
「あ、この抹茶カステラ、美味しいですね。今度買おうかな。」

63 :乱れ・からくり:02/09/04 04:11
彼女はミスをしない。
それが彼女の、最強たる所以。
自らの身体能力、周囲の状況、敵の能力、それらの情報を元に瞬時に判断し、最も効率良い攻撃を行う。
敵を倒す、という一点において、無駄が全く無い。それが彼女のスタイルである。
体にフィットしたレザー状のボディースーツに身を包んだ彼女の周りには、十人以上の猫耳歩兵が横たわっていた。
体育館ほどの広さのその部屋には、凍った空気が満ちていた。
加えられた打撃は全て一撃。
倒れている猫耳歩兵は、本来愛らしいその顔を蒼褪めさせ、小刻みに震えている。
恐怖。だがしかし、それは圧倒的な戦力差から来るものではない。
自分達を無力化できる必要充分なだけの打撃のみを行った、彼女の冷静さと正確さへの怖れ。
いや、最早冷静さを通り越し、そこには一片の意志も感じ取れなかった。
彼女は全てを観ていた。猫耳歩兵達の動作、一挙手一投足の全てを。
あらゆる方向から襲う爪撃、蹴り、噛み付きを、申し合わせたかのような絶妙さで打ち落とした。
だが、彼女は何も見ていなかった。視線の動きの方向や角度さえ、厳密にプログラムされているかのようだった。
そこに感情は無い。
「よくやったわ、M0-e」
戦場であったその部屋に、声が響いた。
ガラス張りになっている壁の一面の向こうで、4研主任・蔡川詩季が喋っているのが見える。
厚さ40cm以上の防弾ガラスを通して声が聞こえるはずもなく、屋根の隅のスピーカーから声が聞こえている。
上機嫌の詩季は、今回の戦闘実験の結果がいかに素晴らしかったかを力説し始めたが、彼女は聞いていなかった。
興味がない訳でも、理解能力に欠けている訳でも勿論無かった。
彼女を知らぬ者がその様子を見れば、あまりに意識の感じられない両瞳から、放心しているのではないかという印象を受けたであろう。
それは違った。彼女は聴いているのだった。
床に伏す、猫耳歩兵達の発する音を。
もし猫耳達が僅かでも攻撃の意志を見せれば、次の瞬間には容赦も闘志も怒りも迷いも無い一撃が彼(女)らを襲うだろう。
猫耳歩兵達は、彼女が部屋を後にするまで、身動き一つとることはできなかった。

64 :名無し草:02/09/04 23:51
板違いだろてめえら

65 :とっくん、とっくん:02/09/04 23:52
ショーも終わって、午後のひととき。
競泳用水着で泳ぎまくっているともえ。
(うーん、ガラにもなく動揺しちゃったなあ…反省)
考え事をしていても、その速度はやっぱりとんでもなく。周りを呆然とさせるには充分であった。

ふう、と一息ついているとそのプールサイドにやって来た2人に気づいた。もなこと加也だった。
「あ、さっきはごめんね、突然。」
「ううん、そんなことないのです。いるかさんとあくしゅできてうれしかったのです。」
「あ、あの…すみません、あ、握手してくれませんか?」
「か、かやちゃん…って…」
握手してもらい感激に震える加也。
「あ、あの…」
「うん、ひさしぶりだねえ、もなこちゃん…」
「げんき、だったですか?みんなは…」
「………」
ちょっとだけさみしそうに頭を振る。一瞬、言いようのない空気が流れて。
「あ、あの!この子、泳げないんですよ!…で、よかったら泳ぎ、教えて貰えませんか?」
もなこの頭をぱんぱん叩いて言う加也の顔は真っ赤だった。
「…そうだね!皇女が泳げないなんて恥ずかしいぞ!よおし、あたしがみっちり仕込んであげる!」
寂しそうな顔は吹き飛んで、ちょっといたずらっぽい顔になっていた。そして笑顔。
「え?え?あ、あの、もなこ…そんなおねがいは…」
「いいの!あたしがおしえてあげるってのよ?断るはずないわよね?さ!とっくんよ!」
「…はにゃーん…とっくんはいやなのです……」
引きずられていくもなこの顔は心なしか嬉しそうにも見えた。

が、その後本当に特訓を受けるもなこはちょっと泣きそうな顔になっていた…
「ふえええ…ともえちゃん、きびしいのです…」
「何言ってるの!ハイ、バタ足続ける!」

66 :弾だけ動員兵:02/09/05 00:37
>>64
 激しくワラタ(w
 マジで一行スレでは近年まれにみる俺的大ヒットだ。
 難民板で板違いとはなんぞや?
 極めて哲学的で高尚な質問だぞ、それは(笑

 ここは一つ、俺様が素晴らしい言葉を贈ってやろう。
 目かっぽじって良く見ろよ。

 オ  マ  エ  モ  ナ  ー

67 :元南朝:02/09/06 02:47
>名無し官僚さん

>具体的に言えば、16インチ砲艦で18インチ砲艦に勝つ方法(笑)
在る程度の無茶な改造もアリで、何かアイデアないですかねぇ?
 単艦では無理ですね。しかし、二隻か三隻でブツかれば、相手は火力を分散しなければなら
ないですし、火力で圧倒できます。 但し、ロシアの艦砲は「軽い砲弾で遠距離を飛ばす」を信条
にしているので、同じ50口径を採用しているアメリカの戦艦よりも威力に劣ります。なので、超重
量徹甲弾(SHS)を開発するのも手でしょう。
 戦艦同士のガチンコ以外なら、ASM積んだ駆逐艦でアウトレンジでネチネチ当てて行けば、
大和はただの的でしかないです。

>政府内反政府組織としては、北朝(文民政府)の保有する海軍力の象徴、やまと級
は脅威なんだよねぇ(笑)
 そうですか? 実際はフランス厨房の「ヴィシー・フランス艦隊」や西朝の原潜の敵ではなかったみたいですが

68 :名無し官僚@ぐーたらデンパ:02/09/06 14:10
>元南朝殿
 レスサンクスです
 放置プレイ喰らわなくて良かったYO!

>2隻か3隻 >ネチネチ当てれば
 旦那、忘れてマス
 帝國海軍にはやまとの他に、むさみも居ます………
 オマケに、征途(by佐藤大輔)準拠でイージス化してます………
 どーしろと、こんな化け物(苦笑)
 裏技、眼鏡背広で大規模改装を必要とされる時にぶつけるって手も在りますが、下手
した場合には相手が鬼のように強化されてしまう恐れも在るわけで………

>そうですか?
 フラ厨の場合、一応は友好関係築いていたので虐められなかっと思うし……でも、原潜は
う〜〜〜む、やっぱし水上艦は水中艦に叶わないのですかねぇ(遠い目)
 やっぱ潜水艦かなぁ……

69 :元南朝:02/09/06 21:12
>名無し官僚さん
>帝國海軍にはやまとの他に、むさみも居ます………
>オマケに、征途(by佐藤大輔)準拠でイージス化してます………
 大和、武蔵二隻相手だと、砲力が弱い「イワン雷帝」級四隻ではキツイですねー
ですので、ASMの「大質量徹甲弾高速衝突」で甲板装甲をブチ抜くしかないかとー(爆
ちなみに、幾らイージス化していようと、セル数以上のミサイルは吐き出す事は出来ないので、
飽和攻撃さえ出来れば、勝ち目は有ります。(ただ、大量のASMを用意できるかですが)
 良いですか、ほぼ垂直で降ってくる1000m/sの徹甲榴弾をどうやって防いだらいいと思います
か? 
 その解決策が見付からない限り、69式謹製の「やまと」も現代艦船の敵ではないのです。

70 :名無し官僚@ぐーたらデンパ:02/09/07 01:18
>元南朝殿
 やっぱSAMの飽和攻撃っすかねぇ……
 でも、それって美しくないんですよねぇ(熱核自爆)
 いや冗談ですが(笑)

 でも飽和攻撃を仕掛けるとしてもタイフーン戦隊に編入されている状態のやまと級
では撃沈は困難を通り越してますからねぇ(嘆息)
 彼処には六九式教授謹製の「あやなみ」と「ゆきかぜ」、それにFCS-3搭載の「あすか」
が控えてますから………
 潜水艦部隊をぶつけるにしても対潜航空護衛艦(嗚呼、政治用語。素直に空母と呼べ:笑)
「末森」が居る以上、片道特攻任務と化す事は免れませんねぇ(笑)
 経空攻撃手段が欠落している以外は恐ろしくバランスの取れた戦力だな(爆)

>セル数以上のミサイル
 400〜500発もASMを叩き込めば、如何にタイフーン戦隊といえど海の藻屑と
化させる事は不可能では無いですね。
 尤も、運搬手段を考えると机上の空論化する恐れも在りますが(自爆)
 でもコレくらい突っ込まないと、防空バリアを突破する事は不可能………
 オマケに、今のR国でコレだけのASMを運用できる機材を集めようとすると……(鬱

>ほぼ垂直で降ってくる1000m/sの徹甲榴弾
 想像も出来ません(笑)
 誘導弾関連技術の進歩は凄いですから、やっぱ戦艦の主任務は象徴と上陸支援に
成るんでしょうネェ(笑)

71 :名無し官僚@ぐーたらデンパ:02/09/07 01:18
 と言うか、現実に戦艦と言うプラットフォームを建造/維持する為のコストと、それを
撃沈する為のコストのシーソーバランスを見て、天秤が後者に思いっきり傾いているから
こそ、現在の海軍の装備から戦艦なんて燃える装備が無くなったんでしょうけどねぇ……

>現代艦船の敵ではない
 後の問題は、如何にして撃破出来る戦力を掻き集めるか、ですね。
 でも、同部隊が日本近海で動いている以上、帝國空軍のエアカヴァーがR国空軍のASM
部隊の接近を防ぐでしょうし、艦艇では……持たないでしょう、それだけの数を(笑)

 う〜む、こうなるとティルピッツ方式かなぁ……

72 :更級真紀子:02/09/07 23:59
>>56>>65の間あたり
今日のメイン、イルカショーです。みつばさんがとても真剣に見ています。
イルカが後ろ向きに泳ぎます。
「うみぶたうみぶた!」
イルカがジャンプします。
「うみぶたうみぶたうみぶた!」
イルカが輪をくぐります。
「うみぶた〜!!」
「あらあらこの仔ったらこんなに興奮して…。でもあれはイルカですのよ?確かに漢字で「海豚」ですけど、
「うみぶた」はあんまりですわよ?」
「でも〜ぶたぶたしてておいしそ〜なの。あのおなかのあたりのひかりぐあいが、たまらないのぉ〜!!」
みつばさんの目が…らんらんとしています。なんだか今にもイルカに飛び掛っていきそうな…。
「おなか、おなか、おなかなの〜!うみぶたのひれざけなの〜!」


73 :更級真紀子:02/09/08 00:01
そうこうしているうちにショーも終盤、観客席の殿下へのサービスを始めました。
「殿下がイルカと握手を…今日も殿下は愛らしいですねって、いせさんなに牛刀を!」
「あの畜生、あたくしよりも先に殿下のお手に触れるなんで許せませんわ!膾にしてくれますわ!」
「な、なますって!ちょっといせさん!御前ですよ!洒落になりませんよ!ニュースですよ!」

ショーが終わると殿下と学校の生徒たちはどこかへ行ってしまわれました。そうすると…
「ああっ!殿下いずこに、あたくしを置いていかないでですわ〜!」
「いせさん!牛刀を持ったままは社会的人道的その他様々なものに引っかかります!」
「真紀子さん、放してくれなくて!ああ!行ってしまわれましたわ………………………ましたわ…。」
「うみぶたうみぶた!」

(田中さんがこの2人を必要以上に殿下に近づけないでくれって私に頼んだ理由がなんとなくわかりました…。)
とりあえず、このままだとみつばさん、本当にイルカを食べちゃいそうです。
「みつばさん、何か屋台で食べませんか?イルカはけっこう堅くて美味しくないですよ?」
「そうなの〜?まきこさんたべたことあるの〜?」
「はい。(ありません。)それに臭いですし。(いや知りません。)あんなものとても食べれたものではありませんよ。
(もしかしたらおいしいかもしれませんごめんなさい。)」
「まきこさんものしりなの!すごいの!」
「私も菊水の端くれですから、当然のことです。(全部嘘ですごめんなさい。)さあ、いきましょう!」


74 :それって本当にお仕事?:02/09/08 01:52
>>57
「…あれは、ちょと酷じゃないか」
と、ちゆの先輩である霊警Aこと阿部が声をかけた。その隣で
「まぁまぁ…ちゃんとサカナギ対策もしているようだし、其処の子のためにしてるんだから勘弁してやりなよ」
と、同僚である霊警Bこと菩提がなだめる。
「まぁ…それはいいとして…あんまり無造作に術は使うなよ」
「はぃ…」
しょんぼりとするちゆに菩提がそっと
「あれで心配してんだよ。でなきゃ、退院してすぐにきたりしないよ」
「おい」
くってかかる阿部を片手で抑えて菩提がちゆと萌姫の二人に水着を渡す。
渡された二人はきょとんとした表情で見上げる。
「まぁ、ここはうちらでやってるから泳いできなよ。
聖別された水には程遠いけど流れる水もあるんだから簡易的な禊にはなるでしょ。自己浄化もお仕事のうちだよ」
そういって菩提は流れるプールの方を指差した。
ふたりがなおも躊躇していると、すでに屋台の店番の位置についた阿部が
「さっさといってこい、ついでにもなこ殿下のことも見てくるんだ。いいなっ」
「は、はぃ!」
目を白黒させながら萌姫をつれてぱたぱたと走っていくちゆを見ながら菩提が苦笑した。
「すなおじゃないね」
「…ほっとけ」
屋台をこなす男達の後ろで熊蝉がなき始める。
不機嫌そうに屋台をこなす阿部がふと視線を変えると其処には先ほどの水着に着替えた二人が見えた。
「なぁ…おまえさ、あの水着…」
「大丈夫、サイズは合ってる。間違いなく萌えはあがってると思う。
後はもなこ殿下に近づいたときの波状効果がたのしみだね」
自信を持って答える相棒に一種運の沈黙のあと阿部がつぶやいた。
「恐ろしいやつだな、おまえ」
相棒は答えずただ熊蝉の泣き声だけが響いていた。

75 :帝国海軍大湊要港部:02/09/08 21:49
「ひまだな〜。ねぇ。お茶でも入れてよ。」
肩についている階級章はその人物が少将であることを示している。
と、女性少尉が紅茶を淹れて持ってくる。
「ありがとう。君も綺麗だし、お茶は美味いし…でも…う〜ん。やっぱ、人に作られしモノ、ロボメイドとかがさ
とんでもねーまずい茶淹れて持ってきてさ、「ちょっと失敗したかもしれません〜(あせ)」なんていいながら
茶だすわけよ。それを吐き出すのをこらえながら美味そうに飲むんだ。「そんなことない、十分うまいぜ」とか
いいながらさ。いいよな、人造少女。別に機械じゃなくてもいいのさ、最初うまく感情表現できないのが
付きあっていくうちに、「私うまく泣けてますか」とか言っちゃってくれるの。クるよな〜。ねえ、どうよ?」
女性少尉はすでにいなくなっていた。
「…まあ、女には分からんか。まあいいや。稚拙な感情表現しかできない造られた少女が触れあいによって心を持ち
やがて愛に目覚める…萌える、萌えまくる!」
紅茶をかちゃり、と置いて。
「…建艦派の元帥に目をつけられて、今じゃ青森は大湊に飛ばされちゃってるけど、いつか人造少女部隊をこの手で
率いるその時まで!頑張るぞ!大丈夫!あの元帥は老い先短い!俺は若い!どんうぉりー、だ!」
この少将が海軍内において建艦派に次ぐ派閥である人外派のトップかつ、猫耳水兵計画の中心人物だったりするのであった。
「耳カバー!基本!」

76 :とっくん、とっくん2:02/09/09 01:40
子供用プールで遊んでいる子供たち。で、その一角でもなこはバタ足を続ける。

「ふええ…ともえちゃん、きびしいのです…」
両手でプールサイドにつかまって、ばしゃばしゃと水を叩く。
ともえは片手でもなこの体を支えて立っている。
もなこの蹴る足は弱く、ともえが支えを取るとすぐ沈んでしまうほど力がない。
「もっと強く蹴らないと前に進まないよ?」
とはいえ、ちょっと疲れたかな?と、支えを放して開放してあげた。立ち上がり、ぐったりするもなこ。
「はにゃ〜ん…つかれちゃったのです…」
「だらしないなあ、もなこちゃんは。」
プールサイドで加也が笑っている。泳げる加也はさっきからジュース片手に悠然と見物しているのだ。
「うう、かやちゃん、ひどいのです…」
「ま、泳ぎくらいは覚えておいて損はないと思うよ?もなこちゃんは水にはもぐれるんだよね?」
「う、うーん…」
言い渋る。続きは聞くまでもない訳で。見ている加也も笑っている。水の中で目を開けられないのだ。
「こりゃ、まいったねえ…おふろにもぐったりとか、しなかった?」
「…じょかんさんにおこられるのです…おふろであそぶのはだめですって…」
「あ、そか。うーん、じゃあ、これを貸してあげるよ。」
言って、自分が付けていたゴーグルをもなこにつける。
「わ、めのまわりがちょっときゅうくつなのです。」
「うん、じき慣れるから。はい、深呼吸して。息止めて…それ!」
言うなり、もなこの頭をおもいっきり水に押し込んだ。

ざぶん!と音を立てて沈むもなこ。
(瞬間、周りにいた警備の兵士たちに緊張が走ったのだけど当人たちは知る由もない)

いきなり沈められて暴れるもなこ。ぶくぶくと泡が立ち上がる。
「息止めてー。目を開けてごらん?水は目に入らないはずだよ?」
余裕の片手でもなこの小さな頭を抑えたまま、水の中に向かって言う。
「目を開けてごらん?」

と、そこへ少女が2人(>>74)駆け寄ってきた。ちょっと血相が変わっている。

77 :sage:02/09/09 11:43
>71
これなんかどうですか。R国の「ひみつへいき」ですけどー。
ttp://www.h3.dion.ne.jp/~okumoto/page022.html

登場する設定も戦艦と互角に戦うのもリアルには程遠くなりそうですが
カコイイ カラ ヨシ!

78 :横須賀港:02/09/09 22:33
「見えました!アドミラル・クズネツォフ級空母、ヴァリヤーグです!」
 横須賀港務隊の曳船が出て、入港支援を行う。港外に係留されているひりゅうの脇を通り、係留ブイへ。
ヴァリヤーグとイワン雷帝はその巨大さのために岸壁に係留できないため、港外にブイ係留という措置が
採られたのだ。ヴァリヤーグに近づく曳船67号、68号。そよ風がささやく。人には聞こえない声がした。
「うわ、おっきいよおねえちゃん。ひりゅうさんよりもおおきいね。」
「うん、そうだね68ごうちゃん。どんな艦なのかなぁ。R国の艦だから、髪の毛きらきらしてるのかな?」
67号が前部につき、68号が後部につく。曳船もやいを投射し、艦橋の指示に従い曳き始める。
「初めまして、日本の可愛いお嬢さん。私はヴァリヤーグ。出港の時もよろしくね。」
マストに上がる聖アンドリュー旗の周りの空気が揺らめき、普通の人間には見えない少女の姿が浮かび上がる。
ほんのりと紅色を帯びた白い肌、青い目、そして長く伸ばした金髪。「お人形さん」という表現がぴったりな
少女がそこにはいた。
「やっぱりきらきらだあ…。綺麗だね、68号ちゃん。」
 ヴァリヤーグを係留し終わると、息つく間もなく次の大型艦、イワン雷帝が入港してくる。
「よろしく頼む。」
イワン雷帝のマストに浮かび上がったのは、演劇の男役を思い起こさせる凛とした女性。やはり金髪であるが、
こちらは短髪である。眼光鋭く、氷の様な視線でこちらを見つめる。
「おねえちゃん、この艦かっこいいよ…68ごうほれちゃいそお…」
「ほんとう、ぽぉってしちゃうね。かっこいい…。」
2隻の曳船はR国艦隊の入港支援でその日は使われっぱなしであった。
「ひどいよぉ〜これじゃ馬車馬だよ〜!いかれちゃうよ〜!」


79 :名無し官僚@ぐーたらデンパ:02/09/09 23:19
>>77
 ロシアの執念ですな(笑
 格好いいには同意しますよ、でもコレ、一体どうやって活躍させろと(核爆)
 まぁ、そこら辺はロシアの人次第ですので、私がどうこう考えるモンでもないですな。
 どうです>>78の人、一つ、大量に配備してみませんか?(笑

 しかし、この手の地表効果機って奴は波の荒い日本海やら太平洋で十二分に運用出来る
もんなんですかねぇ?
 いや帝国海軍が装備している50t級PGも、水中翼型と云う波の影響を受けやすい構造
だった為に、結局、整備計画が途端で中止される事態になりましたんで。
 どんなもんでしょか?

80 :横須賀港:02/09/09 23:57
>77
そうそう、クズネツォフについて色々回っているときにそのページ見ました。
水平線をそんなのが埋め尽くしながら突っ込んできたら怖いよね。
超巨大地表効果航空戦艦、グラスノスチ・マトリョーシカ接近!(爆)
すいません、鋼鉄の咆哮スレ逝ってきます。どんどん帝国R国問わず変な兵器出す
つもりなんだけどどうでしょ?おっと、続きは掲示板で(笑)

81 :ヴァリヤーグ艦橋:02/09/10 22:37
「やってきましたニッポンに〜。えへ。私が浮かれてどうするの?」
「(いやどうするのって大将、わたしに聞かれても困りますよ。)」
太平洋艦隊司令官の大将と、ヴァリヤーグ艦長が話をしている。
「(で、どう、私の日本語。おかしくなかった?)」
「(完璧なんじゃありませんか?っていうか変な訛りが抜けましたな。)」
「(書くのめんどくさいからね。)」
「そうですなあ、あんな出鱈目訛り。」
「あら、艦長も日本語お上手じゃない。えへへ。」
「(まあいずれ、我が国となる土地の言葉ですからな。)」
「(どうかしら?彼らを侮ると、対馬沖海戦の轍を踏むことになるかもしれないわよ。)」
「(ですなあ。「タイフーン」は未だ列島の北にあり、ですからな。)」
「(「タイフーン」、ヤマト級2隻とシステム艦で構成された遊撃艦隊ね。目の上のたんこぶ。)」
「(そのためのイワン・グロズヌイとヴァリヤーグではありませんか。)」
「そうなんだけどね。いまいち不安なのよ。ま、今回は顔見せだし、たっぷりと我が大R海軍の威容を振りまいて
帰りましょう。えへへ。楽しみ。夕食なにが出るのかしら。ヨコスカで食べさせてくれるんでしょ?」
「カレーだと聞いております、司令官!」
「(すばらしい!)」


82 :名無し官僚@背広&丸眼鏡:02/09/10 23:03
>>79
 来てしまいましたね、R国艦隊。
 北陸戦争の生き残りとは言え、戦艦一隻と重装空母一隻を基幹とした堂々たる打撃戦力集団。
 その主攻撃手段は航空機ではなく、対艦誘導弾と言う、ある意味でA国機動部隊よりも面倒な
相手ですね……。
 我が儘な性格だからですかね?
 帝都にタイフーン戦隊の愉快な方々を召還したくなります。
 貴方はどう思いますか?

「………」

 冗談ですよ。
 彼等はまだ、北陸で苦戦して頂かねばなりません。
 あの装備と人員の練度は脅威ですから、今のうちに使い潰しておかなければ、決起の
時に邪魔─最大の障害と成り得るでしょうからね。

「……」

 ………いえ、出来ればR国太平洋艦隊と…いやこれは夢ですね(苦笑)
 それよりも貴方には彼等との接触役を果たしてもらいますよ。
 いえ名の方は前の奴を使って下さい。
 そちらの方が示威効果を望めますから。
 コードネーム“う゛ぁしか”、誰が何の目的で接触を図ったのか、彼等にも明示する
必要がありますからね。
 目的は、表向きは非公式な補給支援。
 言うまでもありませんが艦内、水兵等のR国海軍の状況の観察を宜しくお願いしますよ。
 皇国の内患、文民政府を滅ぼした後に残ったのは外患、と言うのは余りにも面白過ぎます
からね。
 ええ、意味は分かりますね?

83 :トースト娘。(死語w):02/09/11 22:40
イルカショーも終わり、昼過ぎのマターリとした時間。
やっぱり暇をかこっている宇月

そりゃそうよね。若い子がプールには来ないわよ。海でしょ、海。
来てもカプールとか親子連れ…あーあ…ヒマだわ…
(で、子供達と遊んだりもしているのだが、すぐ疲れてしまうあたり学者さんであったり。)
うるさいわね。余計なお世話よ。だいたい、軍人以外で体育会系のキャラってともえ殿下しかいないでしょう?
そのともえともなこが特訓をしている光景を遠くでながめつつ、やっぱりリクライニングチェアでお休み。
自分でUVケアのクリーム塗って、横になる。

紫外線対策しないとなあ…もう、あんなに若くないし…いいなあ、肌なんかぴちぴちしてるもの…
スタイルはまだまだって感じだけど(いやむしろ、貧…)あの肌つやはいいなあ…
(いやいや、あなたもまだまだ(;´Д`)ハァハァ ですよ…大体、この世界(;´Д`)ハァハァ 対象年齢が低いんですから…)
ナレーションに慰められたくないわよ。あーもーいい、寝る、寝てやる!
(で、サングラスをすると本格的に居眠りモードです。いいんですかね、随行の教師がこれで…)
いいのよ、見回りは兵隊さんたちが勝手にやってくれてるんだから…zzzzzz

いや、そうではなくて…あーあ、寝ちゃった。で、そこでニヤソと笑っているあなたは?
「アンタ邪魔。黙ってて。」
(あぐっ…)

プールサイドに現れた和服姿の女。顔をサングラスと帽子で隠し、宇月に近寄る姿はどう見ても怪しすぎたが、
それゆえに誰も突っ込みを入れられなかった。眠っている宇月のそばに立つと、取り出したのはタオルとサンオイル…
UVクリームをぬぐうと、サンオイルを宇月の肌に滑らせてゆく…
「お・ね・え・ちゃ・ん♪ううん、ぷにぷにのお肌!(・∀・)イイ!! (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ ……」
全身に塗り終えると、女は風のように立ち去っていった。宇月は何も知らず、眠り続ける…

84 :萌浜ともえ@霊波:02/09/11 22:51
>>83
貧っていうなあーーーっ!どっかの人と違ってボクはまだ成長期なんだぞっ!
今は、き、機能性を重視してるって、言って欲しいねっ(強がり)

水上「ボソ…おねえちゃん、牛乳毎朝1リットル飲んでるんだよね…効果あるわけないってのに…」

う、うるさあああーーーいっ!!(泣)

〜某所〜
執務室でこっそり牛乳を飲んでいる後姿。はっと振り向く。
「えっ?効果ありませんの!?…ゴ、ゴホン…いえ、な、何でもありませんわ…何でも…」

視線を落とす。平らな胸。
「………(鬱)」

85 :吉野某所:02/09/12 00:49
 よく言えば質素、質実剛健。
 悪く言えば金の掛けていない職務室。
 その中央に鎮座する巨大なスチール製の机、其処には山のように書類が積み上げられていた。
 画面がゆっくりと、机の端からその主−妙齢と逝って良い小柄な女性の姿を映す。
 舐めるように、何やら厭らしい動き。

「ないをしちょっけ?」
(何をしているのですか?)

 些か薩摩の訛りが強い言葉。だが、声質自体は恐ろしく澄んでいる。

「コメントちな>>84んとん……」
(コメントですか、>>84の発言への……)

 少しだけ俯いて考える。
 纏う雰囲気が、少しだけアンニュイさを益す。
 小首を傾げるように、流し目でカメラを見ながら口を開く。

「よかけ、おなごにとって重要なこっは感度じゃ。大きさじゃなかと……ち、ないを
言わすっとね!」
(良ろしいですか、女性にとって重要な事は感度です。大きさではありません……て、
何を言わせるのですか!)

 少し頬を染めた女性の左手が一閃。
 画面は、一瞬の銀の煌めきを残して砂嵐となる。

86 :ひりゅう飛行甲板:02/09/15 07:49
「ああ、今日だったか。」
安達大佐が呟く。視線の先には「イワン雷帝」。艦首にR国旗、艦尾に聖アンドリュー旗を
はためかせ、3連装3基の砲が天を睨む。舳先に据え付けられた黄金の双頭鷲の紋章が陽光に煌く。
「おっきな艦ですね…。R国の戦艦ですか?」
「菊水2水にはまだ艦種識別は難しいかな。そう、あれはR国の戦艦「イワン・グロズヌイ」。
そして後ろにいるのがR国太平洋艦隊旗艦、空母「ヴァリヤーグ」。いわゆる…「敵」だ。
よく見ておくことだ。いずれ奴らと干戈を交えることになるだろう。」
敵という言葉に反応して、わかばの耳がぴくぴく動く。潮風にあおられて髪がなびく。
「さあ、いせに戻るぞ、菊水2水。なんだかこのひりゅうという艦、居心地が悪い。食堂に
内火艇乗員がいるから呼んで来てくれ。」
「はい。」
食堂へ繋がる通路で。
「居心地が悪い…。安達大佐は普通の人間ですもの、当然です。この艦、凄まじい魔力を発して
る…。私もいかれてしまいそうです…。」


87 :名無し草:02/09/15 17:38
なにしてんの?

88 :名無し草:02/09/15 18:45
ようこそ!
もし興味があったら、>>1から跳べる皇式祭都や過去ログをのぞいて行って下さいね。

89 :市ヶ谷@国防省ヘリポート:02/09/16 00:46
バラバラバラバラ…降りてくるヘリコプター。R国海軍のヘリコプターである。
やがてヘリコプターが着陸し、中から海軍大将が降りてくる。それと同時に、軍楽隊が栄誉礼冠譜を
演奏し、儀じょうを行う。絨毯の上を歩き、演壇の脇に彼女がつく。

後ろで縛った長い金髪、碧眼、そして少し赤みを帯びた白い肌。軍服に覆われていても、その均整の
取れた体型を窺い知ることができる。軍の宣伝のために役者に軍服を着せたといったら、誰もが疑わないだろう。

「歓迎いたします、ニーナ・クラギナ太平洋艦隊司令官。」
紹介の後、海軍大将は立ち上がり、帝国、R国の国旗に敬礼すると演壇に登る。

「みなさん、こんにちわ。さきほどご紹介にあがりました、ニーナ・クラギナです。今回は
我がR国派米訓練艦隊のためにこのような歓迎、支援を行っていただき真に感謝に堪えません。
日本帝国と我がR国との間には、これまで数々の悲しい出来事がありました。その全ての犠牲者、
被害者に対し、哀悼の意を捧げます。しかし、それでありながら暖かく我が艦隊を迎えていただき、
両国の新たな関係の礎を築こうとする皆様の温情に深く感謝いたします。ありがとうございます。」

内容はともかく、鈴を転がすような美しい声で語られた日本語に、国防軍将兵はしばし我を忘れる。
演説が終わると黒いVIP車が到着し、クラギナ大将を乗せて走っていった。運転手は在日本R国海軍武官。
「(クラギナ大将、長旅お疲れ様でした。)」
「(本当はヨコスカでカレーだったんだけど、こうなっちゃった。あ〜あ。で、お夕食はなにかしら?)」
「(ギンザに店を用意しております。「一兆」です。)」
「(ギンザ?ヤポンスキーのセイジカっぽいわね。ムネヲ?)」
「(ムネヲではありませんが、我々と接触したい者が設けた席ですな。相手の名前は(ヴァシカ)。)」
「(ご大層なゲンジナですこと。ジャ ヴァシカ イ ジョール?えへ。)」


90 :東朝近況:02/09/16 01:29
その部屋は五稜郭のほぼ中心にあった。一輪挿しの花瓶以外には何の調度品も無い畳の間の中央には、
子供が一人、床に就いている。その姿は、猫耳こそ無いものの、南朝の萌宮もなこ内親王と瓜二つであった。
「この子が、もえひと殿ですか?」
火神の問いに藍前は静かに頷くと、眠り続ける少年の傍らに座り、優しくその髪を撫でる。
もえひとは「生まれてくるのは絶対皇女」という膨大な量の妄想の力により因果から弾き出された、
"男の皇子が誕生する可能性"が消滅を免れ、陽神として形を成した存在であった。
陽神とは、簡単に説明すると霊体を実体化させたものである。誰の目にも視え、触れる事も出来るが、
その存在は生身と比べれば非常に不安定なもの。本来なら、このように意識を失えば、陽神体は徐々に拡散し、
やがて消滅する。今は五稜郭から供給される霊力によって、辛うじて形を保っている状態であった。

かつて、もえひとを陽神化し、更には肉体を与えようとした、菊十字団という組織があった。
藍前をはじめ東朝の幾人かは元菊十字団のメンバー、又は関係者であるらしい。
彼女たちがどのような経緯で東朝と行動を共にする事になったのか、火神は知らないし、知る必要も無いものだろう。
藍前は愛しげに、そして哀しげに、もえひとを撫で続ける。
「私はもう、多くを望みません。今はただ、この子が元気になってくれれば、それだけで──」

91 :屋台にて:02/09/16 22:34
>>73
真紀子「焼きそば二つと、フランクフルト一本、おねがいします。」
菩提「あ、壬さん、お疲れ様です。」
菩提は答えると、焼きそばを焼き始めた。
菩提「(お、船魂のいせさんだ。うわさどうりの巨乳だな。・・・元気がないようだが。)」
みつば「フランクフルトは全然歯ごたえが無いの〜。」
真紀子「このフランクフルト、荒挽きですよ?」
みつば「もっと“ごりっ”としたのがいいの〜。」
真紀子「・・・・・・・いつもは骨ごと食べてらっしゃったのですか?」
菩提「(よく見ると、巨、標準、貧と揃い踏みだ。こいつはなかなか・・・。)」
真紀子「いせさん、元気出してください。ほら、カキ氷でも頼みますか?」
いせ「・・・・・・・・・もなこ様・・・・・。」
菩提「(猫耳といせさんは呪符で何とか動きを封じて、ハァハァ、問題は壬さんを)」
スパーーーン!!
ふところから出された彼女の得物は、菩提が持つこてを真っ二つに切り裂いた。
真紀子「職務中ですよ。(にっこり)」
菩提「は、はい! し、失礼しました!(無理だ・・・・この人をどうにかしようなんて・・・。)」

92 :屋台にて(続き):02/09/16 22:35
ガクガクブルブルしながらも、焼きそばは焼きあがった。

みつば「焼きそば、まずいの〜。」
真紀子「あら、たしかにあまりおいしくないですね。」
阿部「男の料理なんてこんなもんです。」
菩提「さっきまで、新井ちゆっていううちの後輩がやってたんですよ。結構美味しい焼きそば作るんですよ。」

いせ「そういえば、彼女もここに来ているんでしたわね。いまどこですの?」
阿倍「いま、もなこ様の警護に行ってます。あそこです。」

いせ「も、もなこ様? もなこ様ーーーーっ!」
もうすでにいせの姿はそこには無かった。
阿倍「もしかして、余計なこと言ってしまいました・・?」
真紀子「・・・・いえ、いずれはこうなっていたでしょう。遅いか早いかの違いだけです。」

ため息をつきながらいせの後を追いかける真紀子。
みつばもそれについていく。
みつば「いよいよご対面なの。」

93 :一方では・・・:02/09/16 23:01
パシィ・・・・!!
景気良く響く平手打ちの音。その音の先には、早足でその場を立ち去ろうとしている
女性と、地面に倒れこんだ若い男が一人。

「まったく、失礼しちゃうわ!」
まさに怒り心頭の様子でその場を立ち去る女性を目で追いつつ、男はその緩んだ顔に
豪快についた赤い手形を撫でていた。

「あ、あたたた・・・」
これで何人目だったっけ?『お姉さん写真でもどーだい?』って、そこまでは結構
うまく行くんだけどな。

・・・九重隆史だった。何でココに・・・などと問うのがそもそも愚問なのだろう。
どうせ学校サボって各地の水場を点々としてるに違いない。

「水場ではみんな大胆になるなんて話、嘘だったのかなぁ。」
彼の場合その後の行動に問題があるのだが、気付く訳もない。

「ふぃー。よし!気を取り直してもういっちょ行くかあ!」
スクっと立ち上がると、次なる獲物を求めてキョロキョロし始める。と、またも
運良く目の前を通り過ぎる水着の女性達。

「おねーさーん達ー!写真でもどーだーい!?」
「やだ、なにこの子…(クスクス」
(うし、上場の反応だ・・!やっぱりプールだろ、なあ!)

94 :九重隆史:02/09/16 23:20
見渡す限りでは、男3:女7といった所か。ここのプールは女性の割合が随分
多く感じる。
「ちょっと前まで寂れてると思ってたんだが、穴場だったみたいだな。」
珍しく真面目な顔をして歩く彼の頬には、重なるようにして赤い手形がクッキリと
ついている。先程のお姉さん達にでもつけられたのだろう。

「これだけ被写体が多いと、目移りしてしまうってもんですな。」
くそ真面目な顔をして・・・こいつが真面目な顔をしてる時ほど、よからぬ事を考え
ている時なのだろう。
「たとえば、あそこで寝そべっている女性など・・・うん、極Aランクだ。」
考えるよりも早く、隆史はその女性のいる方向へと進む・・・・・・?進んでない。
「な、なんだ?危険な感じがする・・・。」

彼の野生のカンが警鐘を鳴らしている。そんな時には逆らわないようにする、
それが一番だ。

「く〜、惜しいなぁ。ま、いっか。そろそろ飯でも喰いに・・・・」
・・・・・また嫌な予感がする。
「な、ナンデ??平日だし、んな知り合いに出くわすなんてある訳無いしなぁ・・・。
ち、しょうがない。ちょっと泳ぐか。」

95 :もなこ様、水にもぐる:02/09/16 23:29
>>76
もなこ、ともえちゃんにおよぎをおしえてもらっているのです。
でも、ともえちゃん、ちょっときびしいなあって、おもうのです。

ぷーるさいどで、かやちゃんがわらってみてるのです。
およげるからって…ちょっとずるいとおもうのです。
でもでも、ともえちゃんみたいにきれいにおよげるようになったらいいなあっておもうのです。
けさも、おとうさまやおかあさまに「いつまでも浮輪では笑われますよ。」って…

もなこ、だからがんばってるのです…って、うわあ!
ともえちゃんが、もなこのあたまをおさえてみずのなかにおしこむのです!
みずのなかはめがいたくて、あけていられないのです。
もうとにかく、でたくて、めをつぶってばたばたあばれてたら、ともえちゃんがわらっていうのです。
「もなこちゃーん、ゴーグルしてるの忘れたのかい?」
…ごめんなさい。すっかりわすれてたのです。だって、いきなりおしこむから…

めをあけると、みずのなかはしずかで、きらきらひかってて、なんかきれいなのです。
みんなのあしがみえるのがなんだかおもしろいのです。
めのまえにともえちゃんのあしがあるのです。ながくて、きれいなあしだったから、もなこ、おもわずさわっちゃったのです。
もものあたりを、ちょっと。
「ひゃあっ!」
ともえちゃんのこえがして、てがはずれたのでもなこ、みずがらでたのです。みたら、ともえちゃんがわらってるのです。
「あーびっくりした。ひどいなあ、そーゆーセクハラをもなこちゃんがするとは思わなかったよ。」
かやちゃんもにやにやわらってみてるのです。ああ、なんだか、はずかしいのです…
「さ、続けよっか。しかえしにちょっと厳しくしちゃうぞー。」
「ううう……」

でも、みずにもぐれるようになってからはちょっと、およげるかも…なんておもえるようになったのです。
でも、とっくんはきびしくていやなのです……

96 :とっくん見物@加也:02/09/16 23:42
もなこちゃん、よく水遊びとかは行くんだけどなぁ。水に慣れてない訳じゃないんだし、
少し練習すれば泳げるようになるよね。

目の前で行われている特訓を見つつ、加也は少し心配そうに、少し楽しみながら、
その様子を眺めている。

「ほら、がんばってー!」
手足をぱたぱたさせながら必死で泳ぐもなこちゃん。聞こえてないか。
ともえさんもまた楽しそうに、もなこちゃんに泳ぎを教えている。なんかイイよね。
お姉さん、っていうよりは、お姉ちゃんって感じ。うん、なんとなくね。

目の端にチラチラと心配そうに見てる人達が見える。そりゃ、皇女様だからねぇ。
でも、今まで泳ぎを教えてなかったのも問題ありだと思うよ?

「もなこちゃ〜ん!あんまり水飲まないようにねー!」

97 :隆史@遭遇:02/09/16 23:57
すいー・・・すーい・・・

特に目的もなく、とりあえず泳いでみる。あんまり面白くないなぁ。
「やっぱ刺激がないとなー。おや・・。」
水の中から見上げると、プールサイドを歩くこれまたナイスでグーッドなお姉ちゃんの
後姿が目に飛び込んできた。

「っしゃあ!やっぱ気晴らしにも意味があるってもんだ!」
つすーい・・・・すーい・・・・

流れに逆らわずに、着実に近づいて行く。ここいらで気付くべきだったのかもしれない。
「おーい、お姉さーん!そこの、和服きて・・・る・・・・????」
ナンデ?あれ・・・、和服?

「ん?なに?」
和服着てる人なんて一人しかいない。声をかけた人物がそのまま振り返る・・・。

「あ、あ、あれ・・?宇月先生??」
色は黒いけど、別人にしては顔が似すぎている。でも、なんか違うよな気も。。

98 :楓タソは泳げません:02/09/17 00:16
>>97
サンオイルも塗り終え、ご満悦。にまにまと笑いながら悠然、プールを歩いていく。
「いーわねえー、プール。つか、スク水!あーんもう、かわいいっ!もって帰りたい!」

クネクネする後姿。生徒にあまり注目されてないからいいようなものの、あまりにも怪しい姿だった。
てか、よくもまあサンオイル塗っているときに気づかれなかったもので・・・

「つか、あたし泳げないのよねえ…つまんないなあ…」
ぶつぶつ。製作者に文句言ってやろうかしらん…自分が泳げないからって…

とか思っているところへ後ろから声をかけられた。
「おーい、お姉さーん!そこの、和服きて・・・る・・・・????」
「ん?なに?」
思わず振り向く。プールには水中用カメラを手に呆然とこちらを眺める男の子が一人。
(うーん、パーツパーツは悪くないんだけど、ちょっと好みじゃないなあ…65点)
一瞬で値踏みしている。
「あ、あ、あれ・・?宇月先生??」
(しまった、おねえちゃん知ってる子か…どうしよ)
男の子はなにやら考え込んでいる様子。うーん、逃げてもいいけど、おもしろくない。

「手に持ってるのなあに?カメラ?」
とりあえず話をそらしてみる。

99 :隆史@遭遇:02/09/17 00:23
「手に持ってるのなあに?カメラ?」
「もちろん!・・・えーと・・。」

学校どうした、とかなんとか言われるかと思ったけど・・・まあ良しとしよう。
「こんな所で・・・ゴニョゴニョ」
いかん、墓穴掘る所だった。。

「どうです?一つ写真でも?大丈夫、もうぱんつなんて撮らない・・・ゴフッ・・・!」
・・・己のツッコマレ体質を呪う。いかんいかん。

100 :楓タソ@水辺の堕天使(笑):02/09/17 00:30
「どうです?一つ写真でも?大丈夫、もうぱんつなんて撮らない・・・ゴフッ・・・!」

楓の返事は明瞭だった。
「いいわよ。」
「…って、いいの?」
拍子抜けするほどあっさりと。
「うん。パンツ…は知らないけど、別に困ることないし。」
モデルってのもなんか楽しそう、とかコイツは考えていた。
そして、興味本位は暴走する。

「何?何処でとるの?どうやって?チラリはありな訳?」
プールサイドに詰め寄る。隆史の顔まで10cmくらいまで…

101 :隆史@ラッキー(実はぴんち):02/09/17 00:45
ちかいちかい。かおつけすぎだってせんせい。。
・・・なーんて思う訳ないっしょ!

「相変わらず綺麗だなー先生。いつの間にか日に焼けてるけど、そこがまたグー!」
なんかワクワクしてきたぞ。

「先生服着てるからね。まずはそこのプールの前にでも行こっか!」
隆史はプールから上がると、先生(チガウ)と並んで歩き始めた。

「とりあえず、そこの他より広いプールの前で取ってさ、次は建物の脇とかでも。
それより先生チラリまじOKなの?俺は全然構わないってかラッキーってか。。」

学校違うしね。

並んで歩いていると、やはりちょっと気配が違うような気がしてならない。何て言うか
危険な空気を孕んでるというか・・・これが、開放的ってヤツ??

102 :楓タソ@水辺の堕天使(笑):02/09/17 00:53
「ん?日焼け?…ああそうねえ、ちょっとね(笑)」
笑って適当に話をあわせる。

2人で移動。
「先生服着てるからね。まずはそこのプールの前にでも行こっか!」
「うん、そうね。ちょっと着付けめんどくさいからさ、このままでイイ?」
いいつつ、ちょっと襟をはだけてみせる。
「こういうのとか…さ(ニヤソ」
隆史の視線が胸元に釘付けになろうとするところでさっと、隠す。
「ね?」
笑う。

まあ、人気のないところにいればいいかな?おねえちゃん?
やばくなりそうならやっちゃえばいいし。証拠隠滅…ね。

並んで歩く2人。微妙な違和感を感じつつ…

103 :大和 撫子:02/09/17 01:03
パークの撮影もほぼ終了し、撫子と雄一はプールサイドで寛いでいる。
「撫子さんがグズグズしているから、イルカショーの前半、撮り損ねたじゃないですか」
不機嫌そうな雄一。傍らには何時でも使える状態で撮影機材を置いているのは、プロだからだろうか?
「どうせオンエアーで使えるのは、どんなに長くても10分くらいじゃない?」
「だからこそ、ベストなシーンを撮りたいんですよ」
「あーもう、しつこいわね。はいはい、私が悪うございました」
「………」
「それにしても、あんな子供がイルカショーを仕切ってるなんてね」
「だからイイんじゃないですか」
「児童福祉法とかに引っかからないのかしら?」
「きっとオーナーの姪御さんとかなんですよ。今夏休みですし」
「……けれど、あの子どこかで見たような気がするのよね」
「撫子さんもですか? あんな可愛い子、一度見たら普通は忘れないはずなんですけど」
西朝の姫君の情報は意外と少ない。政治的な思惑と配慮が交錯しあい、最近は顔写真さえ
ほとんど表へ現れない。何より「仮にもお姫様がこんな所でイルカショーをしているはず無い」という
先入観が二人の思考を遮蔽していた。
だが次の瞬間、その先入観は崩れ去った。
二人の目の前を、スクール水着の子供たちが通り過ぎた。その中の一人の少女の顔を、
マスメディアに携わる者が知らないはず無かった。
「……もっ、もなこ様!」
「嘘、何でこんな所に!?」
「ちょっと待てよ……思い出しました! イルカショーの子、あれ西朝の萌浜ともえです!」
更に、少し向こうに、若い女性に手を引かれ脱衣所に向かう白い浴衣の少女、萌姫も発見する。
「いったい何が起きてるんだ?」
「……スゴイわ、これは特ダネよっ!」
何処からか取り出したマイク片手に、撫子は水着姿のまま走り出した。

104 :大和 撫子:02/09/17 01:05
>103続き。

撫子は先ずもなこへ突貫しようとする。が突然立ち止まる。
「……ちょっと待って……」
素早く前後左右を確認する撫子。カメラを担いだ雄一が追いつき、急かす。
「早く行きましょう!」
「……四皇女のうち三人、ううん、もしかしたら南朝のもえみ様もいるかも知れない。それなのに、
どうして何の騒ぎも起きていないの?」
「えっ? まさか、護衛がいるって──いや、当然か。ということは、ひなぎくでしょう」
「ねえ、私がまだ駆け出しだった頃、街で偶然見かけたもなこ様にインタビューしようとした時のこと、
覚えてるわよね? あの時は突然現れた私服の連中に拘束されて、下着の中まで調べられたわ」
「じゃあ、どうします? ひなぎくは第五旅団の命令系統から独立しているそうですから、IGPK隊長さんの
名前を出しても通用しないと思いますよ」
「……カメちゃん、テープまだ余ってる?」
「十分に」
「ええと、私達はあくまでウォーターパークの撮影に来たのよ。撮影の中で、たまたま萌姫が映ったり、
客や従業員にインタビューしたら、その中のにぢつは、もなこ様やともえ姫が混じってたり。いい?」
「了解」
「じゃあ、さり気なく行動開始よっ」

105 :隆史@ラッキー(実はぴんち):02/09/17 01:06
「こういうのとか…さ(ニヤソ」
・・・な、ナヌ!?

見えそうで見えない絶妙な所で、襟を戻されてしまう。
「ね?」

なんか、これは非常に誘惑モードな感じだ。。神様・・・!普段運が悪いのも
今日の日の為だったんですね・・!!

至福の時を予感しつつ、並んで歩く。目的地へと向かうに連れ、大きくなるのは
先程感じた危険な感じ。
「あれ、なんだ・・・?」
そうか、さっきの場所に近付いてるんだ。しかし!ここで引き返しては男じゃない!
やがて見えてくるのは、先程見た極Aランクの女性。ああ、なんであの姿を見て
危険を覚えるのだろうか。

「いや、一度決めたらとことん貫くのが男だ!」
ひとりごと。結構ヤバイ類の。

少々冷汗をたらしつつも近付く。ふと隣を見ると・・・・先生も落ち着かない感じ?

106 :楓タソ@水辺の堕天使(笑):02/09/17 01:20
うーん、困った。

こののまま歩いてくとおねえちゃんがいるじゃない。
見つかると、いろいろめんどう…
まだ起きてないわよねえ…つか、この子にいろいろ知られ……

待った。

なーんであたしがこんな事考えなきゃいけないわけ?なっとくいかない。
このまま歩くから問題なのよ。別にいいじゃないさ、写真どーせ映らないし、あたしって。

やーめた。なんかつまんない。この子がもーちょっと美形だったら無理するんだけどな。

歩きながらカメラの調整をしている隆史の頭をちょんとつつく。
(あんたには、みえない)

簡単な暗示。

次の瞬間、隆史には楓の姿は見えなくなっていた。

107 :隆史@呆然:02/09/17 01:31
ちょん。

「ん?」
頭を触られた気がして、見上げる。だが誰もいなかった。というか、そこに居るはずの
人まで。
「あれ、先生?」
居ない。見事なまでに。んな、馬鹿な。。

「おーい!せんせー・・・・・・!!!!」
大声を出しかけたその時、全身に鳥肌が立ちまくった。危険だ・・・!そんな感覚が全身
を支配する。(でむぱ/ホントの先生起こしちゃうしね。)

次の瞬間、隆史はものすごいスピードで走り去ると、近くのプールに潜り込んだ。
「くそー!なんで?どうして?やっぱ神様なんて居るもんかー!!!」ブクブク…

「こ、こうなったら・・・!意地でもフィルム一本は撮って帰らにゃ気がすまん!!」ブクブク…
半泣きで新たな決意を胸に、やがて溢れる涙を水で隠しつつ、僅かに殺気まで溢れさせながら
隆史は泳ぎ去っていった・・・・(それじゃ誰も寄り付かんだろうに・・・・)

108 :三皇女集合:02/09/17 23:10
>>95
ともえ「しかえしにちょっと厳しくしちゃうぞー。」
もなこ「ううう……」
ともえ「じゃあ、もう一回だーー!」
ざぶんっ
再び水の中に押し込まれるもなこ。

プールに入ろうとしていた二人は、その光景を見て血相を変えて駆け寄った。
ちゆ「もなこ様になにを・・・・!」
しかし、その人物に気づいてきょとんとした顔になった。

ともえ「あ。焼きそばのおねーさんだ・・・どうしたの?」
ぷはー。
水から顔を出すもなこ。

ちゆ「あ、もなこ様、大丈夫ですか?」
もなこ「だいじょうぶってなにがですか? もなこ、ともえちゃんにおよぎをおそわっていたのです。もなこ、はじめてみずのなかでめをあけられたのです!」
ともえ「ゴーグルつきだけどねー。」
もなこ「うぐぅ・・・。」

萌姫がちゆの背後から顔を出した。
萌姫「・・・・・もなこ、泳げないの?」

もなこ「あ・・・・、もえひめちゃん・・・・。」
ともえ「萌姫ちゃん?」

三人とも、なぜか黙ってしまった。しかし、その沈黙はすぐに破られた。

いせ「もなこ様ーーーーーーーーーーーー!!」

109 :ねこにまたたび。:02/09/18 21:45
「もなこ殿下ぁ〜!お逢いしとうございました〜ぁ!!」
ば っ し ゃ あ ん 。
飛び散る水飛沫。ぷか〜り。
うつぶせで浮かぶいせ。腹を強打したらしい。
「お姉さん、大丈夫?」
「ええ、全然平気ですわ…、御心配なく…?っ!あなた様は?」
「えっ?萌浜…ともえだけど…?」
目がらんらん。
「キャキャキャキャキャキャあああ〜ん!まさか、まさか、あの萌浜殿下であらせられますの!?」
「あのっていわれても…でも、萌浜ともえはそんなにたくさんいないと思うな。」
「あ、あたくし志摩いせっていいますの!帝国海軍で練習艦ですのよ!どうかこれからも宜しく、宜しくですの!」
ShakeHands,ShakeHands.ブンブン。
「う、うん。(もなこちゃん、この人…何者?)」
「あ、あ、あ、まさか萌浜殿下と出会うことができるとは今日はとてもいい日ですわ…ですわ…
あ、新井さんこんにちわですの。」
「は、はい、こんにちわ、いせさん。」
「水着とってもよくお似合いですわよ。あら、そちらは…………あ・あ〜ん!」
プールサイドへジャンプ、ヘッドスライディング。萌姫の手を取る。
「あなたは、あなた様はまさか…」
「………萌姫………。」
「ひ、姫殿下までこのプールにいらっしゃるなんて!は、はぅ、はぅぅうう、はぁはぁ。あたくし、あたくし、もう…」
はなぢだらだら。と、バチコ〜ン!!
ビニールのワニがものすごい勢いでいせの頭に直撃する。
「いせいせ〜!いいかげんにするの!でんかのおんまえで、とんでもない「ふけい」なの!はしゃぎすぎなの!」
「まさか、みつばに、どつかれるとは、思いませんでしたわ…。成長しましたわね…教官、嬉しいですわ…。」
どさっ。はなぢをだらだらと垂らしたまま、いせはプールサイドに臥した。
一同の間に、妙な静寂が訪れた。


110 :皇女が血に染まるとき…:02/09/19 20:52
>>92
「せっかくの巨、標準、貧の勢ぞろいだったのになぁ…」
そうしずかに呟くと菩提は手元の焼きそばをひっくり返した。
「おまえ本当に煩悩おおいな。ちった、職務に集中できねぇのかよ」
プールでの騒ぎを見つめつつ阿部がちゃかした。
「冗談じゃない。煩悩あってこそ人は大悟への道が開けるんだ。そもそもな…」
久しぶりに始まった菩提の説法を適当に聞き流しながら安部はぼんやりとプールを見つめている。
大騒ぎと惨事(>>109)の後、水の上に赤いもの染み広がる。
「なぁ…」
「だからだね、うぐーとあぅーが同じじゃないようにメイドとロボ…なに?」
横にいる阿部を見た菩提のほうは向かずに阿部が問い掛ける。
「確かここって、『何か?…』が『御霊』されてた場所だよな」
安部の問いに何をいまさらといった感じで
「そうだよ。そこのプールの位置にあった御社から隣のビルの上の新社にお移りいただいただろ。
この前二人でやったのにもう忘れたの?ボケるには早いよ、安部」
と答えた菩提に妙に静かな口調で阿部が言葉を返す。
「ここで…強い不浄があったら…おこるよな…やっぱり…」
言葉を濁す阿部をあきれたように菩提が見つめる。
首を振って下に視線を落とし再び焼きそばを作り始める。
「ちょっとやそっとじゃ興奮すらしないって。
まぁ、皇女殿下が血に染まるような大惨事(>>109)にでもならなきゃ大丈夫…だよっと」
そういって焼きそばをひっくり返す。
「いや…なってるんだが。それも三人(>>109)」

       じゅーーーーーーーーーーーー(焼きそばのこげる音♪)

「…はぁ?」

111 :萌浜ともえ:02/09/22 01:52
>>109
>>110
…えーと…もなこちゃん、この人、知り合い?
(力なく頷く)
そっか、変わった人多いからね…もなこちゃんの周りって。ヒトノコトイエナイケドネ
って、うわあ、力強いって!握手ってそういうのと違う!頭ぐわんぐわんするうう…

うーん…こーゆーテンションの人、昔どこかで見たような気もするんだけど、覚えてないや…

あ、ワニ……お見事、命中だよ。おじょお…って、猫耳じゃん…
(プールに浮かぶいせ、そして鼻血がどばどばとプールの中へ)
あーあ、血が出てるよ…鼻血って痛くないけどなかなか止まらないんだよね。
うわ、血がこっちまで来るよ。汚れるのはゴメンだからさっさと上がらなきゃ。
「もなこちゃん、とりあえず出よう。」

ふと、見る。姫ちゃんの様子が、ちょっとおかしい。元々元気なほうじゃなかった気がするけど、
さっきよりもっと気分が悪そう…血なんか見たせいかな?

ぞくん

ヤバ…なんか、嫌な感じ……うわあ…まいったぞ…これは……

112 :大湊要港部:02/09/22 17:43
ある日の大湊要港部。相変わらず少将は人造少女萌えについて副官の少尉に語っている。少尉はうんざり顔だ。
「少尉君、君、転勤希望ある?」
「はっ?突然どうしたんですか、少将?(そりゃあもう今すぐにでも!)」
すんごい緩んだ顔で少将が語る。
「下総はねえ、教育航空集団司令部のあるところで、あの元帥の息のかかっていないって言うか、俺の盟友が
司令をやってるんだな、うん。彼は根っからのロボっ娘萌えでね…無愛想なのがいいんだってさ。」
「話が見えないのですが…。」
「うん。それでね…あの辺土地余っちゃってるし、作っちゃったんだよ、研究施設。4年前に。ひりゅう起工より
遅くなったのはまあ、ご愛嬌としてさ、俺たちの夢の城、とでも言おうかなぁ…。いいだろ?」
(うわ…まじかよ。まさに職権濫用だよこいつら。)
「で、この前、皇宮警察から猫耳水兵に関する資料を、廃艦予定の「たちかぜ」と交換で、まあ、引渡しは三浦鉄鋼
っていう屑鉄業者を通すっていう形にしてあるんだけど、それはおいといて。資料をもらったんだ。どうよ?」
「っていうか…そんな重大な話私みたいな少尉にべらべらと喋っていいんですか?」
「いいのいいの。で、その資料を元に作成した海軍製の人造少女、その量産第1ロットNo.00000001が!
今日ここに、この俺の元に来るんだよ!どうだい!すごいだろう!うらやましいだろう!…ということなのだよ。」
「大体、話が読めました…で、その子を副官にするから、私は用済みってことですね。」
「うん。そう。やっぱり君は利発で美人で巨乳だ。ということで、いままで頑張ってくれた君への御褒美ってことで、
どこでも好きなところに転勤させてあげるよ!」
「利発で、美人で、巨乳(この期に及んでセクハラかゴルァ)…。ありがとうございます。そうですね、是非その下で
働きたい人がいるのですが。」
「誰だい?言ってごらんよ。」
「横須賀の、安達あいこ大佐です。」
「あ〜あ、あいこっちか。俺の同期だよ。ってもハンモックナンバーはあいこっちの方が上だけどねぇ。超カタブツ
なんだよな〜。美人なのに。だから昇進遅いんだよな。わかった、口利いとくよ。」
「ありがとうございます。」

113 :大湊要港部:02/09/22 17:44
「あいこっちねえ。いまあいこっちの艦に猫耳水兵が乗ってるんだ。その関係であいこっちには次の異動で武山に
行ってもらおうと思ってるんだ。それでなくても、20代にして大佐、空母艦長の秀才、藤倉敏男大佐はじめ
数々の秀才たちを江田島で教官として送り出しているからね、あいこっちは。俺の娘たちをきっちり育ててくれると
思うんだ。だから、君も武山に異動できるようにするよ。」
「ありがとうございます。(やた〜〜〜〜〜!!)」
「それに、あいこっちには元帥の息がかかってないからねぇ…。」
「それでは、失礼します!」
ものすごい勢いで飛び出していく少尉。
「そんなに転勤が嬉しいのか…。俺のこと嫌いだったのかなぁ…。結構ショックだなあ。」
コンコン、ノックの音。
「下総研究所、榊原大尉です。」
「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

114 :沼南町(千葉)から愛をこめて:02/09/22 17:45
「はやひゃはやはやはやく、俺の娘の顔を見せてくれ!一刻も、いや、1ミリ秒も早く!!」
「慌てないで下さい…。そりゃ!」
バサッ!白いシーツが宙を舞う。中から出てきたのは黒髪を肩までのおかっぱにした少女。目は虚ろで、口は半開き。
「…なんか、どしたの?」
「起動から萌えなきゃだめだろっていったのは少将ですが?何か?じゃ、起動します。えい。」
榊原大尉が少女の後頭部をぱしん、と叩く。
「ぃたぃ…。」
「しゃ、しゃべったぁ!!!きた!!きたよ!!」
右を見て、左を見て。少将を見る。
「ごしゅじん、さま?私のご主人様ですね?」
「キキキキキキキキキキキキk!」
「どうです?」
「か、完璧だ…第1ロット第1号機にしてこの完成度…。君、いいよ、すごくいい!!」
「でも…、この娘…動物耳ついてないよ?」
「耳なんて、古いですよ。うりゅ!」
頭に1対の短い角。
「ツ、ツノキターーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「さらにこの角をこうすると…、うりうりうりうり…。」
「あ、はぁ…や、やめて、くださぁっ、はぁ、はぁぁん…。」
頬を紅潮させて悶える少女。
「てめえ!俺の娘になにしやがる!!」
「少将がこうしろっていったんじゃないですかぁ!暴力反対!暴力反対!」

115 :沼南町(下総)から愛をこめて:02/09/22 17:46
「うん、いい、すごくイイ…。インパラとは…!目の付け所がちがう…。素晴らしいよ。下総研究所マンセー!!」
「まんせーってなに?ご主人様ぁ?」
「いや、可愛いのはわかりますが、制服着せてきたのに…、冥土服に着替えさせるなんて…いや、可愛いけど…。」
頬にバンソーコーを貼った榊原大尉がごちる。
「しかし、人造少女プロジェクト・秘匿名称「新潟ねしねし」のうち、生物(なまもの)のネシコシヒカリは大成功
だね。うん。これからは金物(かなもの)のネシササダンゴの方にシフトしていこうかな。」
「機械少女の方ですね。」
「うん。約束だからねぇ、下総の教育航空集団司令とのさ。やらないと奴、怒り出しちゃうよな、うん。」
「皇宮警察との調整は始まっています。あちらさんでも4研とかいうのがそっち系の研究をしているとか。」
「へえ、次、何と交換しようか。あちらさん箱もの好きだからね…。なんか廃艦さがしとこうかな。うん。」
「ご主人様ぁ…。」
「ん〜〜〜〜〜〜。なんだい?」
「私にぃ…名前付けて下さい…。」
「おお!なんてことだ、すっかり忘れてた!!君の名前は…「える」だ。「萌える」の「える」だ!!」
「しゅ〜て〜き〜です!」
「(しっかし…横須賀の元帥といいこの人といい、この人たち遊んでるよな…絶対。)」
自分で造っておきながら、ちょっと海軍の行く末について不安になってみたりする榊原大尉であった。

116 :更級 美希子:02/09/22 23:19
保健室からこんにちは。残暑お見舞い申し上げます、更級 美希子です。
本日の学校の行事は終わりましたが、生徒の何人かは振り分けられた隣の学校のプールに
直接向かうという横着をするために、こっそり学校に残っています。
はい、私もその一人ですが、私が学校に残っているのには、別の理由があります。
私はカバンの名から、ビニール袋に入ったハンカチを取り出して見ます。猫の模様が入った、
素敵なハンカチです。これはあの時、キクレンジャーさんのお一人から、お借りしたままになっていた
ものです。お母さんにクリーニングに出して貰ったのですが、先日まで春物と一緒にクリーニング屋さんに
預けられたままになっていたのです。うかつでした。
これから、あの秘密のロッカーへ向かいます。
でも、あそこは暗くて、一人で行くのはちょっと不安です。私が貧血で倒れてなければ、人がいるうちに
行けたのですが……今日、ひなぎくCさんは学校に居られるでしょうか?

117 :ひなぎく隊員@居残り組:02/09/22 23:35
「副隊長殿、校内隊員の新制服を申請致します!」
ひなぎく副隊長は、隊員Cの書き上げた発案書とスケッチブックに目を通す。
「却下」

がっくりと肩を落とし、待機室に戻ってくる隊員C。
A「やっぱり無理だったろ?」
C「……」
B「お前に、お客さんが来ているぞ」
応接室に行くと、来客用の大きなソファーの端に、女子生徒が一人、行儀良く座っている。
彼に気付くと立ち上がり、ぺこりとお辞儀する。
「やあ美希子ちゃん、何か用ですか?」

五分ほど待ってもらい、隊員Cは自分のデスクの上を片付け始める。
先程とは打って変わって、鼻歌まじりのCの背中を、隊員AとBは腕組みして見詰めている。
A「Cお前、隊員規律を忘れていないだろうな?」
C「校内規律の第三項か? 特定の生徒と必要以上に仲良くなってはいけないだろ? 変な勘違いするな、
……それに付き合っているのは、あの子のお姉さんとだ」
A「何っ!?」
B「そのお姉さん、年は幾つだ」
C「……年下」
B「お前は、年上が好みじゃなかったのか?」
C「るさい。ストライクゾーンの変更は試合を面白くするんだ」
A「 必 死 だ な 」
B「いや訳わからん」

118 :ひなぎく隊員@居残り組:02/09/22 23:39
更級 美希子と隊員Cは、二人並んで体育館へと向かう。隊員Cはさり気なく歩調を落としてはいるが、
それでも美希子は時々小走りになる。
「美希子ちゃんは、今日はプールはいいんですか?」
「はい、プールは四時までですから。それに服の下はもう、水着に着替えてるんです」
子供って無駄に準備するのが好きだなと、隊員Cは微笑みながら体育館の扉を開ける。
「ところでCさん、ユキ姉さんとは、その後どうですか?」
隊員Cは立ち止まった。
「……ふられちゃいました」
壁に手を着き、がっくりと身を屈める。同僚の前では見栄を張ったが、実は隊員Cは見事に振られていた。
「えっ、どうしてですか!?」
「判りません……判らないから振られたんでしょうね、きっと。はは…」
隊員Cは力無く笑みを浮かべた。

119 :更級 美希子:02/09/22 23:54
ユキ姉さん非道いです。ひなぎくCさんを振るなんて。ちょっと前に、楽しく遠距離恋愛してるって
電話で言っていたのに。……何か理由があるのでしょうか? とにかく今は、ひなぎくCさんを励まします。
「あの、元気出してください。……その、もしCさんが良ければ、いえユキ姉さんには敵いませんけど、
あのその……私が…」
私は何を口走っているのでしょうか? 幸か不幸か、ひなぎくCさんは私の言葉が聞こえていないようでした。
「………まあ、いいか。俺元々年上が好きだし──ん、何か言いましたか?」
「いいえ」
年上ですか……。
「えっと、何処に行くんですか?」
「はい、あそこの用具室です」

120 :更級 美希子ひなぎく隊員@居残り組:02/09/23 00:00
体育館の用具室は雑多な物が置かれ、それらが窓を塞いでしまっていて薄暗い。照明も一つしかない。
これは確かに少し気味が悪いと、隊員Cは思った。
更級 美希子は壁に掛かったタルレンジャーのお面をじっと見上げていたが、振り返り、
隊員Cがドアの所に立っていることを確認する。
「そこに居てくださいね」
「ああ、分かってるよ」
彼女はポケットからビニール袋に入ったハンカチを取り出すと、部屋の奥に歩いてゆく。
古びたロッカーの前で立ち止まり、一度深呼吸するような仕草をして、扉を開けた。
しばらく中を見回し、奥の方を探っている。隊員Cは気になって近付き、美希子の頭上から覗き込んだ。
「どうかしたんですか?」
中には掃除道具以外、特に何も無いように見える。
「いえ、なんでもありません」
美希子は何かを諦めたように溜息をつくと、背伸びしてロッカーの上棚にハンカチを置いた。
振り向いて、隊員Cに頭を下げる。
「ありがとうございました。戻りましょう」
二人が立ち去ろうとしたその時、背後でロッカーがガタガタ揺れた。美希子は踵を返し、
ロッカーに駆け寄ると、もう一度扉を開く。そこから飛び出したのは──、

121 :更級 美希子&ひなぎく隊員@居残り組:02/09/23 00:04
(゚∀゚)アヒャ!

「うわコイツは!」

(゚∀゚)ゴハン!ゴハン!

そう叫びながら、ダイゴ蟲は更級 美希子の制服の中に潜り込む。
「きゃあっ!?」
美希子は身を竦ませる。服の下を(゚∀゚)が高速で移動している。隊員Cは慌ててそれを押さえようとする。
「あっ、そんな、ダメです!」
──きゅ。
「よし捕まえた!」
「あのっ! それは…違います」(赤面)
「…うわわっ!? ごゴメン!!」

(゚∀゚)ラブコメ ラブコメ! ゴチソウサマー!

ダイゴ蟲は二人が固まっている間に逃げ出していった。それと殆ど同時に用具室のドアが開く。
そこに立っているのは苦虫を噛み潰したような表情の隊員AとB。
「まさかと思って追いかけてきてみれば、コレか」
「淫行の現行犯だぞ、なんてうらや…ゲフン、いや愚かな」
「ちょ、ちょっと待った。コレには訳が…」
薄暗い体育用具室、美希子は半泣きで、後ろから密着している隊員Cの両手はそれぞれ危険な位置にある。
……この状態で、言い訳など可能だろうか?
「問答無用、地獄へ逝け!」

122 :更級 美希子:02/09/23 00:08
ボコボコボコボコ!!
「このロリめ! ベドめ!」
「姉妹丼か? 姉妹丼なのかっ!?」
「脳内補完で満足していればいいようなものを、ひなぎくの恥さらしめ!」
ボコボコボコボコ!!

私が呆気にとられている間に、ひなぎくCさんがボロボロになって行きます。
「あの、違うんです! 誤解です!」
お二人は、私刑の手を止め、すごく同情したような、優しい目で私を見ました。
「脅されていたんだね、可哀想に。もう大丈夫だ」
「コイツは二度とお天道様を拝めないところに送ってやるから、安心しなさい」
「……チガウ…ゴカイ…ゴカイ…デス」
「うるさい黙れ(ゲシッ)コイツの顔は見たくないだろう? もう連れて行くよ」
「すぐに女性隊員を呼ぶから、ここで待っていなさい」
「いえ、ですから違うんです! 私が悪いんです!」
「……錯乱しているようだな……Bお前、催眠術かけてやれ」
「OK」
ぱちん☆

後日、夏休みの学校で虫取り網を持って校内を駆け回る更級 美希子の姿が見られた。

123 :大和 撫子:02/09/23 00:14
撫子は無駄にウォーターパークの解説を続けながら、徐々に目標へ接近してゆく。
雄一のカメラは撫子を映さず、背後の皇女達を望遠で捉えていた。
「………」
撫子が急にリポートを止めた。
「どうしたんですか撫子さん?」
「……違う。こんなの私のスタイルじゃ無いわ」
「えっ、でも…」
雄一はカメラを下ろした。一般客はともかく、イルカショーの時にはあれだけいたカメラ小僧達が、
皇女達の周囲には一人も居ない。これが何を意味するか、気付かない撫子では無いはずだ。
「マスコミにはマスコミのプライドがあるの、多分。真っ直ぐ行って、取材しましょう。
放り出されたら、またアタックすればいいのよ」
雄一は溜息を吐く。彼女の座右の銘は、きっと『当たって砕けろ』に違いない。いや判っていた事だが。
「…困った人ですね。でもそういう所、嫌いじゃないですけど」

124 :九重加也:02/09/23 00:49
>111
「もなこちゃん。ほら、つかまって。」
ざぷざぷざぷ。水をかき分けつつ近付く。

「えっと、いせさん?いせいせさん?大丈夫かなぁ。」
プールサイドで血溜りの中うずくまるいせを心配そうに見る。
「おいしゃさまにみてもらったほうが、いいのではないですか?」
加也の手を取りゆっくりとプールサイドに近付きながら、もなこ
も心配そうだ。

「もんだいないの。のぼせてちをだしてるだけなのー。」
みつばはそう言って、ビニールのワニでいせの頭をぽかぽか。
「いせいせがとりみだしてしまって、ごめんなさいなの。」


そんなやり取りが行われている中、もう2人の皇女の間で異様な
緊張感が満ちていた。

「ひ、姫ちゃん?」
「………………………………(ジー」
瞬き一つせず、水面に広がって行く血を見つめる萌姫。
「ほ、ほら、水から上がろうよ、ね?」
だが、ともえの言葉が聞こえないかのように、徐々に近付いてくる
血に魅入られたかのように、その場を動かない。

そして次第に高まって行く霊力。この場では霊警の面々、そして
各皇女など霊力を持つ人間にしか感じ取れないであろうその気配。
キン、と張り詰めたそれがあまりに"危険"だと判断するのに、そう
時間はかからなかった。

125 :横須賀市田戸台:02/09/23 15:42
ある日の元帥の公邸。
「ああ、そうか、うむ。うむ!」
「どこからですか、元帥。」
「大湊からだ!少将の元に下総から人造人間の第1ロットが届いたらしい!」
「そうなんですか…。」
「そうなのだよ!だが、だからといって!どうということはないのだよ!なぜこんなにも私が落ち着いていられるか
聞きたいかね?」
「(別に聞きたくねえ…)はい。聞きたいです。」
「よろしい!ウニバーサル造船舞鶴工場から「そうりゅう」の工事についての情報が入ったのだよ!」
「で、どうだったんですか?」
「ああ、若干遅れているらしい。だが!未だ計画の範囲を飛び出すほどではない!まだまだ順調と言えるレベル!
近いうちに儀装に入り!その勇姿を私の前に見せてくれるだろう!」
「ええと…あと1艦作ってるんですよね。」
「「うんりゅう」!だ!彼女もIPIMU横浜工場にて…こちらも少々遅れながらだが!着々と工事が進んでおる!」
「へえ〜。」
「で、「そうりゅう」はもうすぐ進水するわけですよね。儀装員長っていうか、初代艦長は決まってるんですか?」
「うむ!私の教え子にして、優秀な海軍軍人をつけようと思っておる!現在いせ艦長の安達だ!」
「安達大佐ですか…確かにあの人は優秀で通ってますもんね…厳しいけど。」
「安達はあの憎たらしい少将と同期だが、お互いの仲は芳しくないようなのでな!好都合なのだよ!」
「(っていうか、あんたとも仲がいいようには見えないんだけど…)」
「安達は補給艦やいせなどの大型艦の操艦には定評があるのでな!ところがだ!腹立たしいことは「そうりゅう」に
引き抜く前に少将の「娘。」たちの教育係に配置が内定されていることだが!あの若造め!」
「(しかし安達大佐も元帥とか少将とか変態に好かれて大変だね…くわばらくわばら。)」
ず〜。お茶を啜る音。
「そこで、副官!貴様には一足先に「そうりゅう」で儀装の指揮をとってもらうことにした!」
ぶ〜。お茶を噴く音。
「げぼげぼっ!はぁ!?」
「安達が「娘。」供の教育期間が終わって、「そうりゅう」に赴任するまでの間、貴様が指揮をとるのだよ。安達が
ついたらしっかり補佐をしてくれ。私は貴様の能力を買っておる。期待しているぞ!」
「(買われてたのかよ!)あ、ありがとうございます。」

126 :研究所にて:02/09/24 00:11
どかーん!(ドアを開ける音)
A「あらら…ドア壊れた…」
B「ふんふんふーん♪きったよー!」

突然の呼び出しを受け現れたのは、遊撃A&B。未完成品ならばともかく、
彼女らが9研に呼ばれるなど滅多にあるものではなかった。

「おう、いい所に来たなあ!こっちも丁度準備が整った所だよ。」
そんな二人を迎えたのは、随分と年季の入ったように見えるヨレヨレの
白衣を纏い、髪もボサボサ。いかにも…という感じのぷんぷんする人物だった。

A「久しぶりだねー、おっちゃん。」
「おい、おっちゃんはヤメロって言ってるだろ。んなオッサン臭い…」
B「やっぱ、ニンニンだよね!」
「ったくお前らは…。ちったあ私への敬意ってもんをだな…」

この人物の名は忍田 紬(オシダ ツムギ)。30間近の、れっきとした女性である。

127 :研究所にて:02/09/24 00:14
B「んで、今日は何の用事?」
「何だ、用事がなきゃ呼んじゃ駄目か?たまにはお前らの憎ったらしい顔でも
見てやろうと思ってだな(ニヤリ」
意地の悪い、それでいて優しげな笑みを浮かべて言い放つ。たまに紬の見せる
この表情を、遊撃Aは結構気に入っていた。

B「ヒドイー!!こんな可愛らしい僕らをつかまえてよく言うよ!ねぇ?」
同意を求めるBを適当にあしらいながら、紬の後ろを見る。
A「検査?ちがう、血液サンプル取りって所だね。」
「おう、まあな。それにしても…進歩しないな、Bは。よく見ろっての。
いつまでもオンブにダッコじゃ後輩に笑われるぞ?」
B「うぐ・・・」

そして、二の句も出ないBを適当にいたぶると、ようやく仕事を始める気に
なったのだろう。Aのほうを向く。

「さってと。ほら、ココ座って腕まくんな。まずはつ・・」
A「紬ちゃん!」
少し焦ったように、少し怒ったように、小さい声ながらも牽制する…A。

128 :研究所にて:02/09/24 00:15
「ああ、ごめんよ。…まーだ駄目か、おい。」
A「うん、迷惑かけるね。でもまだ十分じゃないんだ。だから駄目だよ。」
遊撃達に名が無い訳ではない。ちなみにBの名は杏香(キョウカ)という。
…ちっとも顔(というより態度か)に似合ってない。
別に隠している訳ではなく、慣れの問題なのだ。…Aを除いては。

プチ。差し出された小さく細い腕に、注射針を差し込む。そして
手早く採血を終えた所で、Aが口を開いた。
A「もう少し、ね。僕も準備したい事あるし。」
「ふん、不便なもんだな。何時誰に呼ばれるかも分からないときちゃ、
名前を明かす訳にもいかないしな。」

少し困った表情を浮かべ、微笑むA。
「お前が居なくなってから、小声で呼んでやるよ。んでストレス解消してやる。」
「なーに?そんなに僕の事好きなの?」
「ふっ。ばーか。」

129 :研究所にて:02/09/24 00:16
B「ねー、ニンニーン!指からびーむとか出せるようになんない?」

突然割って入る遊撃B。しかも言ってる事が無茶苦茶だ。
「…ふぅ。あ〜、3研でも行っていぢくって貰いな!」
B「あそこは嫌!何、ニンニンは無理なの?困っちゃうなー。もしかして、
レベル低いのー?」

ぴき。
「全くコイツは…。このやろ!お前はお尻から血ぃ取ってやる!」
膝の上に寝かせるようにしてBの体を捕まえると、そのまま…
プスリ。
B「に゛ぎゃ〜!ご、ごめんにゃ〜!!!」

Bも相変わらずだ。
A「状況ってものを把握出来ないから、いっつも痛い目に合うんだよ。
よりにもよって、研究ばっかで鈍りまくってる紬ちゃんに捕まるなんて…」

「何か言ったか?」
お尻を抑えながら涙目になっているBを解放しつつ、問い掛ける。

A「何でも無いよー。へへ、また遊びに来るね、おっちゃん!」

130 :名無し草:02/09/24 16:03


131 :むかし むかし…:02/09/24 19:33
>>124
むかしむかし まだこの大地が野で呼ばれ海瀬であったころんはなし…

ここにゃぁ、ちいさな ちいさな村があったとさ
そのちいさなむらさ きれいなおひめさんがひとりきりでおったそうな
おひめさんゆうてもな 村さのむすめっこはだしの てんばもん(訳:お転婆)で
ひとんで海さいってサカナッコつってくるよんなおひめさんだったそうな
村んもんはあきれるやらなんやらもしたっけんけど どっか憎めんかったそんな
あるときお姫さんはうみがらオシロさまを拾ってきたっけな
そん顔ときたら やったらまるごくってめんごくって(訳:丸くて可愛くて)な
村のもんさ すっかり オシロさまさ きにいってもうたんじゃ

朝起きてはおしろさまみぃ
 昼になってもオシロさまばっかみぃ
  夕になってもなぁんもせんようになってしもうたんじゃて

村さどんどんさびれるんばっかしだった
あるとき 鬼さたおしたっちゅう えんらいお武家さんがきてな
あっとゆうまに オシロさまさ きってしもうたんじゃ
したら 村のもんも おひめさんも すっかりもとにもどったんじゃそうな
村のもんは すっかりお武家さんにかんしゃしたさね
けんどな おひめさんは お武家さんに 「オシラさまがかわいそんだ」っていったんじゃと
お武家さんは したらば ここさおしらさんの墓さこさえて とむらったそうな
それから オシラさまはここん かみさまになったんじゃ
そんで おひめさんと村さもんと ずぅっとそこにくらしたそうな

めでたしめでたし

132 :復活:02/09/24 19:36
>>124 >>131
今まで晴渡っていた空にまるで沸いたかのように黒い雨雲が周囲を闇へと誘う
そして意思でもあるかのように風が水辺へと集まっていく
「菩提。再結界はどうしたっ」
   昔ばなしは必ずしも真実を語らない
   その昔 壇ノ浦へと続く悲恋の物語の一端として若くして命を落とした姫君
   そして ながく 祟り神としておそれられた その姫の飼っていた獣の話は
   『めでたしめでたし』によって包み隠されていた
叫ぶ阿部の隣で焼きそば専用のヘラを素早く九字に切ったりなから真言を唱える
「ON KIRI KIRI BATTA KIRI SOWA KA」
ぱん という軽い音とともに鉄製のヘラがはじける
「…だめだ…この地はあの御方のテリトリーだ…」
   祟り神から 産土神へ
ひざを突く菩提のそばでビーチサイドのラフな姿のまま阿部が呪符を掲げる
「遠き常世に住みしもの 白き心の還るもの 水の上へと変わるもの
   汝の真の名を持って 護国守護者へ戻られたし
    我 護国代行者の命にてここに祈願す 汝 玉面愛顔水神公」
   その本性を隠した国津の族が船魂の霊力の高い地によって実体化しようとしていた
一瞬風がよわまった が、すぐにまた吹き始める
「くっ…きいた…か?」
その時風がぴたりと止み雲の合間からプール上に宗教画の如く一筋の光が差し込んだ

  霊獣 『たまちゃん』が現れた
     そこには一匹の白いアザラシ(?)がぷっかりと浮かんでいた

「「…………」」
沈黙が場を包んだ

133 :chiyu:02/09/25 01:06
み、みんなっ、早く逃げてっ!
もなこ様っ、萌姫ちゃん、こっちへ・・・!
あなた(ともえ)も早くっ!

あ、みつばさん、いせさんをお願いしますっ!

あれの影響がみんなに及ばないように結界を張らないと・・・・!

>>132

もなこ「・・・・・・かわいいのです。」
ともえ「・・・・・・可愛い。」
萌姫「・・・・・・・・・・・・・・・・(ニコ)。」
加也「・・・・・・・・・・かわいいっ。」
ちゆ「・・・・・・・・か、かわいい・・・。」
真紀子「・・・・・・・・・かわいい。」
みつば「・・・・・・・・美味しそうなの。」


134 :たまちゃん:02/09/25 20:04
>>133
すこぉしくびをかしげる
「きゅぅぃ?」
かたてでプールのみずをべちべちたたいて て(?)で顔をなでる
「くぅう」

135 :大和 撫子:02/09/26 00:55
皇女達に駆け寄る撫子と雄一。もはや一人一の顔が判別できる距離まで近づいている。
「撫子さん、何か起きてますよ!」
「そのようね、ラッキーかしら!」
あとは目前の一般客をクリアすれば、障害は何も無い。しかし彼らが護衛の可能性も高い。
「すみません、ちょっと退いてください」
撫子の声に、三人組は道をあける。
((よしっ))
心の中で呟いた二人は、三人組の間を走り抜けた。

──がしっ。

「えっ?」「わっ!?」
一瞬の出来事だった。三人組の間に巧妙に誘導された二人は、両側から腕を掴まれていた。
三人組はやはり一般客を装った護衛、ひなぎくだった。
「ちょちょ、ちょっと!」
そのまま前後逆の状態でズルズルと引き摺られてゆく。

136 :大和 撫子:02/09/26 00:56
ズルズルズルズル──。

ひなぎくD「許可無く撮影するのはご遠慮下さい」
大和 撫子「民間の施設で横暴です!それにオーナーから許可は取っています。手を離してください!」
ひなぎくE「すまんが、今は立て込んでいるんだ」
T亀雄 雄一「はあ、やっぱりか……あ、カメラは返してくださいね」
ひなぎくF「ああ、パークの外で返すよ」

ズルズルズルズル──。

ひなぎくD「もう少し静かにしてください。ほかのお客さんに迷惑ですよ」
大和 撫子「横暴反対! 横暴反対!」
ひなぎくE「……」(少し幻滅……撫子さん、結構好きなのに)
T亀雄 雄一「……はあ」
ひなぎくF「あんたも苦労するな」

ズルズルズルズル──(略)

137 :大和 撫子:02/09/26 00:58
二人はウォーターパークから、文字通り放り出された。撫子は勢いあまって、
まだ熱いアスファルトに尻餅をつく。
「いったーい!」
ひなぎくF「乱暴にして悪いが、菊水じゃないだけマシだと思ってくれ」
投げ渡されたカメラを慌てて受け取る雄一。当然テープは抜かれている。

「……一回戦は負けね」
大和撫子は諦めない。入場券もテープもまだまだある。
「もう止めましょうよ。連中が言ってた菊水って、かなり過激な組織ですよ」
「そんな組織、初耳ね。でも関係ないわ……お尻熱い」
立ち上がり、お尻を叩く撫子。
「もう! 乱暴なんだから」
「水着破けてませ──そっその水着は、ローレグっ!」
「えっ何??」
撫子の身に付けている水着は、今年最新のローレグ水着だった。ローレグとは、
ひと昔前に流行ったハイレグとは逆の、お尻が半分出てしまうような縦に短いパンツだ。
最近やっとテレビでローレグGパンが紹介されたばかりであり、かなりの冒険と言えた。
「じっ、実戦で使用されるのを初めて見たッ!!」
「……変な喋り方ね」(今頃気付くなんて、今まで何見てたのやら…)
と思いつつも、満更でもない撫子。
「とても似合っていますよ!」
「そう? 知人が『ローレグ素晴らしい』って連呼してたから買ってみたんだけど。
ちょっと恥ずかしいけれど、こうしてパーカー着ていれば後ろは目立たないし」
「ああ、勿体無い」
「せっかく外に出たんだから、車の機材を使いましょう」
「…………」(ハァハァハァハァ)
「……早く! 再突入するのよ!」
「はいっ! お供しますっっ!」

138 :名無し草:02/09/27 00:16
みつば「いっただっきまーす!」

139 :名無し草:02/09/27 12:26
>138
食べちゃダメ(笑)

140 :夕刊 東西スポーツ:02/09/27 18:58
  『「ネコミミ少女に霊獣食われる!!!」
                                          か?』


本日、ねこみみによってアザラシが食されるという痛ましい事件が起こった
                                          らしいとの話。
本日、午後2時過ぎ
我らが、もなこ様がウォーターパークにて遊戯なされているところ
突如天候が崩れ、一匹のアザラシが出現した。
宮内庁、および第五旅団からの発表によると、このアザラシは特殊天然記念動物
に指定されている『やたちゃんぞく』の一種であるとのことで一時、場にいる
人々の心を和ませた。だが、人々が見守るさなか「いっただっきまぁす☆」
との掛け声とともにネコミミの少女がプールにルパ〜ンダイブ。
かくして、アザラシとネコミミ少女との仁義亡き一本勝負が始まった。
途中アザラシは大技を決めにかかりも悲しいかな手の短さでヒットせず
反撃とばかりに天高く待ったネコミミ少女のサマーソルトキックで痛恨のダメージを受けた。
その後も反撃を試みるが、周囲を和ませるだけで決め手にかけ
試合時間12分36秒 決め手は払い落としにて決着がついた。
その後、「秋のおっさかぁぁなぁ!」と叫ぶ少女は周囲のつっこみを振り切って
アザラシを抱えて遁走。その後の消息は不明とのことである。

141 :防疫給水部特務研究室主任‘s:02/09/27 22:56
とある日の朝。研究所の喫茶室では徹夜明けの研究員たちが眠そうな顔でコーヒーをすすっている。
ドアが開き、白衣の女性が入ってくる。徹夜明けであるのにもかかわらず、それを意にも介していないような表情で。
「もるげん、諸君。」
「……ざい…ます…主任…」
「ふむ、4日くらいか?心配には及ばん、7日くらいなら人間、壊れぬ物だ。」
崩れ落ちる研究員をよそに自分の分のエスプレッソを取ると、椅子にかける。
「おはよう。涼菜クン。」
目の前の白衣姿の男が声をかける。胸のIDプレートについた星印が彼女と同じ主任研究員であることを示している。
「…私のことは水原でよいと何度言わせる?本郷。」
元々鋭い眼つきはメガネによってさらに迫力を増していた。
「すまない。ところで、アレはどうなってる?」
「ふむ、霊素の固着に若干の改良の余地がありそうだ。もうしばらく待ってもらおう。」
「海軍のアレはしっかりしてるようじゃないか?」
「アレとは状況が異なる。元々、「存在」している物を受肉させるのと「存在しない物」を纏わせるというのは
やり方が根本から違うのだ。理解できぬおぬしではあるまい?」
「しかし…」
「ええい、朝からしつこい。コーヒーぐらいゆっくり飲ませろ。後で「試作」をお前の部屋に持っていってやる。」
「あるのか?さっすがすず…水原!ありがとう!」
本郷が興奮して手をつかもうとするのをさっと避ける水原。コーヒー飲むのを邪魔するなと言わんばかりの表情で。
「まあ、理論自体はお前の物だからな。それらしい物なら私でなんとかなるさ。ではな。」
言うと立ち上がり、つかつかと立ち去っていく。

水原涼菜。特務第8研究室主任。専門は「霊体及び非現実物質の3次元固着(実体化)」である。
船魂を実体化させ、可視状態にするシステムは彼女が作成した物である。加えて言えば、物質である
人造少女に感情や思考を与えたり、霊警の防呪服なども彼女の成果であった。

142 :防疫給水部特務研究室主任‘s:02/09/27 23:30
>>141
2時間後。特務第5研究室主任室のドアがノックされ、返事を待たずにドアが開けられた。
「入るぞ。」
「うわああ!!!」
ひっくり返る部屋の主、本郷猛。雑誌や本が宙を舞う。
「うん?取り込み中だったか?鍵もかけずにスるのは無用心以前の問題だぞ?」
「馬鹿言うな!いきなり開けるなといつも言ってるだろうが!せっかくのフィギュアが壊れそうになったじゃないか!」
主任には各一部屋づつ、執務室が支給される。が、彼の部屋はほかの誰よりも特異であった。
棚を埋め尽くす本はすべて変身ヒーロー物。ビデオライブラリーはO映もかくやというラインナップ。ガラスのショーケースには
仮面ラOダーからセーO−ムーンまで所狭しと並ぶ。床にも特撮系雑誌が散らかり、そして、黙っていればスポーツマンタイプの
彼の手にはエスOレイO−の自作フィギュアが握られていた…
「相変わらずの趣味だな。」
「余計なお世話だ。このコレクションの意義を理解して貰えないとは悲しいな。」
「ふむ、君の趣味に付き合う気はないな。常より言っている通り、私は自分の研究の行く末には興味はないのだからな。ほれ。」
言って、手のひら大の大きさの棒を放る。
「それが、試作だ。でぃてぃーるに凝る暇がなかったのでな、適当だ。」
「色気も素っ気もないな…せめて初代のβカプセル(ウルトラマンの事)くらいにはならなかったのか?」
「贅沢を言ってもらっては困る。そういうのは私の専門ではない。」
「まあ、いい。それはこっちでもやれるからな。で、性能としては?」
「3分、定着できる。サイズがちょっと厳しいので、女子向けだ。肉体能力の向上はそこそこだろうな。」
「それだけあれば十分。元々強化はこっちが専門だ。で、改良点とは?」
「ふむ、まあ、君なら問題ないと言いそうな事だ。私は少々納得いかないのだがね。」言うと、本郷に「その事」を告げる。
「いいじゃないか!実にいい!それでこそだよ!早速試験をせねば!ああ、誰に頼めるかなあ?」
「…やっぱり、萌へか。」
狂喜に悶える本郷を後に、水原は部屋を立ち去った。ボソッと一言を残し。
「…その試験、私もちょっと見たひ…」

本郷猛。第5研究所主任。専攻は「肉体強化。潜在能力の発掘」変身ヒーロー萌えの変態である。
尊敬する人は、死神博士…だそうだ。

143 :大和 撫子:02/09/28 00:48
>140
「しくしく……東西スポに、特ダネすっぱ抜かれちゃった…」
買ったばかりの他紙の紙面を見ながら、撫子はデスクで欝になっている。
「次、頑張りましょうよ」

二人がウォーターパークに突入すること十数回。追って(皇女達を)追われて(ひなぎくに)
剥かれて(撫子が)剥いて(?)手に入れた映像は、主に雄一の撫子コレクションだけだった。
雄一が小まめにテープを取り替えていたおかげで、パークの紹介映像と、皇女達の映像(少し遠目)は
無事だった。なんとか放映の体裁は整うだろう。

「…しくしく」
「えっと、IGPKさんにマスター(放送用テープ)送ってきます」
今はそっとしておこうと、雄一は席を外した。それほど心配してはいない。撫子の立ち直りは早い。
落ち込んでも、いつも次の日には復活しているはずだ。多分。

144 :大和 撫子:02/09/28 01:29
撫子「特ダネよっ!!」


『皇式祭都、お引越しする(ばばん!!)

新サイトはこちら→ http://www60.tok2.com/home/keishuku/index.html

145 :九重隆史@お宝写真げと:02/09/29 03:15
>143
「えっと、IGPKさんにマスター送ってきます」
そう言い残し、連れの男が立ち去っていく。そして残されたのは落ち込んでいる
らしいお姉さん。これを好機と呼ばずに何と呼ぶというのか。

ややうつむき加減のお姉さん。しかもローレグ。
「素晴らしい…」

菊水とのやり取りをしている時点で既に数十枚の写真は撮り終えているのだが、
やはり真近でのものには及ばない。
それで満足しては男がすたるというものだ!何てったってローレグ!だし。

「おねーえさん!」
「…え?」
背後からの呼び声に、僅かに上半身をひねり振り向く撫子。その僅かな動きにより、
パーカーがほんの数センチ浮いた。…逃すか!

パシャパシャパシャパシャ!
「な、何?」
突然浴びせられたフラッシュに戸惑う撫子をよそに、一瞬にして数枚の写真を撮り
終える隆史。

「うーん、パーカーの僅かな隙間から覗くローレグ水着!最高だ!」
「なっ………!!!」

ようやく今自分が置かれている状況を把握したようだ。

写真を撮り終え満足げな隆史。撫子との距離は一メートル少々。普通ならここで
素早く撤退するのが賢い選択(既に遅いくらい)なのだが、それをさせないのが
ローレグの魔力なのだろうか。。

146 :大和 撫子@タイムベント?:02/09/30 01:09
>145
「なっ………!!!」
カメラ小僧に激写されてしまった撫子。カメラを構えているのは中学生くらいの少年だった。
「………」
落ち込んでいた撫子は、ちょっとムカついた。だが相手は子供だし、趣味と仕事という違いこそあるものの、
マスコミの一員として同様の事をしている自分が文句を言うのは、筋が通らない。
ただ、先輩として一言注意しておく必要はあるだろう。
「坊や、そうゆう写真を撮る時は、相手に断りを入れなきゃマナー違反よ? いきなりフラッシュ
焚くのもダメ。ここは店の中だし、それに小さな子とか、驚いて泣いちゃうわよ?」
撫子の背後で店のマスター(かなりの強面)も睨んでいる(ように見える)
「──あっ・・・スミマセン」
これにはさすがの少年も素直に謝った。カメラからフィルムを取り出すと、それを引き出す事までする。
「えっと、それじゃあ撮っていいですか?」
少年はカメラに新たなフィルムを詰め、改めて訊いてくる。大した性格である。
「……いい度胸ね。気に入ったわ。でもここじゃ迷惑になるから、外に出ましょう」
席を立つ撫子。清算して、二人は店を出る。ここはウォーターパークのすぐ隣のバーだった。
「ヤッター! あっ俺、隆史っていいます」
「そう、私はこういう者よ」
パーカーから名刺を取り出して渡す。
「……ふふっ」
青田刈りでもしているようで、ちょっと笑ってしまう。この少年は自分達の業界に向いているように
感じたが、いくらなんでも気が早すぎるだろうか? 将来何に成るかなど、人の勝手ではある。
「……あら?」
違和感があった……妙に陽が高い。店に居た時間を考えると、もう夕刻のはずだと、撫子は腕時計を確認する。
「……時刻は、もうすぐ6時よね」
「あれ、この時計、狂ってるみたいですね。今、まだ3時っすよ」
隆史が撫子の時計(と胸元を)見ながら、自分の時計を見せる。
「???……まあ、いいわ」

数分後には時差の記憶さえ消えてしまう、謎の現象であった(笑)

147 :横須賀市田戸台:02/09/30 21:15
「あきのおっさかぁぁなぁ!」
がぶ。ざく。ぐしゅ。ごりごり。
そりゃあもぅ。プールからちょっと離れたところで、R18指定のぐろしーんが繰り広げられている。
がりがり。もくもく。
「けぷ。おなかいっぱいなのぉ〜。」
血だまりのなかには骨一つ残っていない。愛らしいアザラシはこれまた愛らしい猫耳の少女に
平らげられてしまったのだ。もしこの光景をょぅι゛ょが眺めていたとしたら一生のトラウマとなるに
違いないだろう。
(満足かぇ?若いの。)
どこからともなく響く声。耳から聞こえてくるのではない。直接頭に響いてくる。猫耳兵士の直感が
危険を告げる。身の毛が逆立つ。四つん這いになり、臨戦態勢をとる。
(おいおい。そういきりたつな。)
血だまりのなかから骨が現れ、それが肉を纏いやがてアザラシの姿に戻る。これまたιょぅねんが
眺めていたらトラウマになるであろう光景である。
「き、き、きもいの〜〜〜〜〜〜!!!!」
(きもいか。そうか。若いの、お前は妖しの者としてまだまだだな。まあ、私も霊力の高い血に誘われ、
ついうつせみを現して、喰われてしまったのだからまだまだではあるがな。どうだ?私の肉は美味かった
か?)
「…はっきりいっていいの〜?」
(ああ、いってみろ。)
「…びみょ〜…。」
(そうか…ちょっとがっかりだ…。まあいい。お前も霊獣の肉を喰らったのだ。やがて災いが降りかかる
だろう。)
「…まじなの?」
(まじ。どんな災いかは分からんがな。明日にも死ぬかも知れんし。もしかしたら天井から金だらいが
落ちてくるだけで済むかも分からん。まあ、自分の軽率さを呪うんだな。はははははは…。)
その言葉を残し、アザラシは虚空へと消えていった。
「…なんだか、とっても、や・ば・い・のぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

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